居間のグランド・ピアノで『マイ・ウェイ』を弾き
芳醇なピノ・ノワールのグラスを傾け、居間のグランド・ピアノで『マイ・ウェイ』を弾き、都会の片隅で心地よい情事を楽しみ続けることもできたのだ。
村上春樹-独立器官-P165
オリジナルは『Comme d’habitude』
作詞はポール・アンカ、
作曲はクロード・フランソワとジャック・ルヴォー。
この曲といえばフランク・シナトラなわけだけど、
オリジナルは1967年クロード・フランソワのフランス語の『Comme d’habitude』。
1969年にポール・アンカが新たに全く別の内容の歌詞を書いて、
フランク・シナトラのシングル及び同名のアルバムとしてリリースしたんだね。
パロディ『Life on Mars?』
デヴィッド・ボウイがオリジナルの『Comme d’habitude』に歌詞を付けて、
『Even a Fool Learns to Love』という曲をつくったけどリリースされなかったんだよね。
それでその後にリリースしたのが、
『マイ・ウェイ』のパロディである『Life on Mars?』というエピソードの方が興味深い。
短編集『女のいない男たち』で流れる他の音たちはこちら!
女のいない男たち
村上春樹 『女のいない男たち』 で流れる音楽たち
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