真夜中にFM番組でよくかかるような『バリー・ホワイトの音楽』

ラジオ

その声は僕にバリー・ホワイトの音楽を思い出させた。

十一月末の金曜日の午後、渡会の秘書から電話がかかってきた。彼の名前は後藤といった。
低く滑らかな声で彼は話した。その声は僕にバリー・ホワイトの音楽を思い出させた。
真夜中にFM番組でよくかかるような音楽を。

村上春樹-独立器官-P148

get-it-on music

バリー・ホワイト、
Barry Eugene White, 1944年9月12日 – 2003年7月4日。

アメリカの男性シンガーソングライター、
音楽プロデューサー。

彼の音楽を、
『get-it-on music』なんて言ったりするよね。

まあ意味は『そういう時の音楽』、
ということにしておこう。

どういう時?なんて、
野暮なことは訊かないように。

バリー・ホワイトは全く知らない

彼が亡くなったのは、
2003年7月4日ロスアンジェルスでわずか58歳だった。

その前もその後もその時も、
ボクは彼の音楽を殆ど聴いていない。

もちろん『get-it-on music』として、
照明を暗くして使ったこともない。

だから『バリー・ホワイトの音楽を思い出させた』と書かれていても、
それがどんな感じなのか?は想像できないというのが本当のところだ。

音楽って好みがいろいろだから、
バリー・ホワイトのファンからすると何言っちゃってんの?になるだろうがまあそんなものだ。

あっそうそう
彼がラブ・アンリミテッド・オーケストラ名義でリリースした『Love’s Theme』くらいなら知っている。

The Love Unlimited Orchestra – Love’s Theme

そんなわけで、
『Love’s Theme』も聴いておこう。

短編集『女のいない男たち』で流れる他の音たちはこちら!

Men Without Women
村上春樹 『女のいない男たち』 で流れる音楽たち

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