9曲目は5枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
9曲目はリヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」。
7曲の交響詩のうち、
6番目の作品。
副題は、
『大管弦楽のための騎士的な性格の主題による幻想的変奏曲』。
もちろん、
ミゲル・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』に基づいた曲。
ここでは、
5枚のレコードが紹介されている。
構成
副題の通り、
序奏~主題に始まって終曲で終わるまでに10の変奏曲で構成されている。
序奏:
ドン・キホーテは狂気におちいる
ドン・キホーテの主題
サンチョ・パンサの主題
第1変奏:
出発、風車の冒険
第2変奏:
羊に対する冒険
第3変奏:
サンチョの望み、話と金言の口ぶり、
彼等が征服すべき夢の国についてのドン・キホーテの物語
第4変奏:
行列への冒険
第5変奏:
木陰で木に寄り掛かり、
寝もやらずドルシネアのことを思うドン・キホーテ
第6変奏:
ドルシネア
第7変奏:
ドン・キホーテの空中騎行
第8変奏:
船出
第9変奏:
托鉢僧への攻撃
第10変奏:
決闘と故郷
終曲
クレメンス・ウラウス
Clemens Krauss-
Richard Strauss:
Don Quichotte, Op.35
1953年
指揮:クレメンス・ウラウス
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
チェロ:ピエール・フルニエ
ジョージ・セル
George Szell-
Richard Strauss:
Don Quixote, Op.35
1960年
指揮:ジョージ・セル
演奏:クリーヴランド管弦楽団
チェロピエール・フルニエ
ヘルベルト・フォン・カラヤン1965年
Herbert von Karajan-
Richard Strauss:
Don Quixote, Op.35
1965年
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
チェロ:ピエール・フルニエ
ヘルベルト・フォン・カラヤン1975年
Herbert von Karajan-
Richard Strauss:
Don Quixote, Op.35
1975年
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
チェロ:ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ
『ドン・キホーテの主題』のみ。
ロリン・マゼール
Lorin Maazel-
Richard Strauss:
Don Quixote, Op.35
1964年
指揮:ロリン・マゼール
演奏:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
チェロ:エマヌエル・ブラベック
ウィーン・フィルとのものは見つからず、
バイエルン放送交響楽団のものを代わりに。
チェロは、
スティーヴン・イッサーリス。
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
8曲目は、
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」をお届けしました。
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