A Very Special Christmas
略称『SO』、
Special Olympicsという国際的なスポーツ組織がある。
知的発達障害のある人の自立や社会参加を目的とした団体で、
日常的なスポーツプログラムや成果の発表の場としての競技会を提供している。
そのスペシャル・オリンピックスの為に制作された、
クリスマスのコンピレーションアルバムが『A Very Special Christmas』シリーズ。
このシリーズ1987年の赤いジャケットのやつに始まって、
結局あれこれ10枚以上のシリーズになっている。
そのジャケットのすべてに、
必ずキース・へリングのお母さんと赤ちゃんを描いた作品が使われている。
Christmas All Over Again
それでその第2弾、
1992年リリースの緑のジャケットの『A Very Special Christmas 2』のオープニングを飾るのが今回の曲。
Well, it’s Christmas time again
Tom Petty And The Heartbreakers – Christmas All Over Again
Decorations are all hung by the fire
Everybody’s singin’, all the bells are ringing out
And it’s Christmas all over again, yeah, again
と始まるトム・ぺティ&ハートブレイカーズ、
『Christmas All Over Again』だ。
非常にキャッチ―なメロディで、
楽しい曲だ。
まるでフィル・スペクターばりのウォール・オヴ・サウンドだけど、
やはり総勢20数人のミュージシャンの名がクレジットされている。
あとプロデュースのクレジットには、
ジェフ・リンの名前がある。
最後は、
トム・ぺティの語りが入る。
Now let’s see,
Tom Petty And The Heartbreakers – Christmas All Over Again
I want a new Rickenbacker guitar
Two Fender bassmans
Chuck Berry songbooks, xylophone
ええと
ボクが欲しいのは新しいリッケンバッカーのギター
フェンダーのバスマン(アンプ)を2つ
チャック・ベリーのソング・ブックにザイロフォン(木琴)
そういえばこの曲、
1992年の映画『Home Alone 2: Lost in New York』で流れるよね。
マコーレー・カルキン演じるケビン・マカリスターが、
間違えてニューヨーク行きの飛行機に乗ってしまうシーン。
その飛行機が出発する時に、
この曲が確か流れていたはず。
そうそうケビンが泊まったプラザ・ホテルは、
ちょうどこの映画撮影の頃はオーナーが元アメリカ大統領のトランプだったんだよね。
この映画に彼はカメオ出演しているけど、
ロケ使用の交換条件だったらしい。
というわけで…
今回のクリスマス・ソングは、
トム・ぺティ&ハートブレイカーズ。
1992年リリース、
キース・へリングの作品が使われている緑のジャケットのアルバム。
スペシャル・オリンピックスの為に制作された、
『A Very Special Christmas 2』のオープニングを飾る『Christmas All Over Again』でした。
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