Fairytale Of New York
さて、
今回のクリスマス・ソングはイギリスで大定番の曲。
もちろんイギリスのクリスマス大定番曲と言えば、
ウィザードやスレイドの曲があるけれどこれもその1つ。
前者が1970年代なら、
この曲は1980年代の大定番曲というところかな。
1987年シングル・リリース、
ポーグスの『Fairytale Of New York』だね。
翌年の1988年に、
アルバム『If I Should Fall from Grace with God』にも収録されている。
ソングライターは、
ポーグスのジェム・ファイナーとシェイン・マガウアン。
カースティ・マッコールが参加していて、
シェイン・マガウアンと一緒に唄っている。
内容は、
なかなかヘヴィーだ。
アイルランド移民のカップルがニューヨークで一時期は成功したものの、
その後挫折して年老いて罵り合って…。
でも、
結局お互い深く愛し合っているというもの。
最初は、
こんなふうに始まる。
It was Christmas Eve, babe
The Pogues – Fairytale Of New York
In the drunk tank
An old man said to me
“Won’t see another one”
And then he sang a song
‘The Rare Old Mountain Dew’
I turned my face away
And dreamed about you
それはクリスマスイヴだった
ドリンク・タンク(酔っ払いを収容する独房・施設)でのことだ
一人の老人がオレに言ってきた
他の奴の面なんて見たくねえ
そして『The Rare Old Mountain Dew』を唄い出したのさ
オレは顔を背けて
オマエの夢を見たんだ
どちらもアイリッシュ、
アメリカに来たアイリッシュは警察とか消防士になる人が多いとどこかに書いてあった。
それにすらなることもなく、
酔っ払って留置所に同じアイリッシュの老人と主人公。
やがて、
かなり汚い言葉で罵り合う年老いたらしい2人。
そして、
I could have been someone
The Pogues – Fairytale Of New York
Well so could anyone
You took my dreams from me
When I first found you
I kept them with me babe
I put them with my own
Can’t make it all alone
I’ve built my dreams around you
オレは誰か違う奴にだってなれたかもしれない
そうね誰もがそんなふうに言うわ
アンタが私から夢を奪ったんだわ
アタシがアンタを最初に見つけた時にね
オレはその夢をちゃんと預かっているさ
オレの夢と一緒に大事にしまってある
一人じゃあ何もできなかったからな
オレは自分の夢をオマエの傍で描いたんだ
っていうとこかな。
いろいろあったけれど、
やっぱり一緒に居られて良かったねという感じで終わるのは悪くない。
というわけで…
今回のクリスマス・ソングは、
イギリスのクリスマス・ソングの大定番。
ポーグスのシェイン・マガウアンが、
カースティ・マッコールを迎えて一緒に唄っている『Fairytale Of New York』。
なかなかヘヴィーな内容だけど、
最後は何となく暖かい気持ちにさせられる曲だ。
おまけ
♫ The Rare Old Mountain Dew ♫
The Pogues with The Dubliners
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