46曲目は5枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
46曲目はシューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44。
ピアノとヴァイオリン×2、
ヴィオラとチェロの弦楽四重奏で奏でられる。
いわゆる『室内楽の年』といわれる1842年に作曲され、
妻のクララ・シューマンに献呈されている。
初演でピアノを弾いたのも、
クララ・シューマン。
この1842年にシューマンは、
この曲以外に3つの弦楽四重奏曲とピアノ四重奏曲をつくっている。
ちなみにこの『室内楽の年』の前の年1841年は、
管弦楽の年。
その前の1840年は、
歌の年だったんだよね。
曲の構成
この曲は、
典型的な4つの楽章で成っている。
第1楽章
アレグロ・ブリランテ
変ホ長調
2分の2拍子
ソナタ形式
第2楽章
イン・モード・ドューナ・マルチャ.
ウン・ポーコ・ラルガメンテ
ハ短調
2分の2拍子
葬送行進曲風
第3楽章
スケルッツオ:
モルト・ヴィヴァーチェ
変ホ長調
6分の8拍子
第4楽章
アレグロ・マ・ノン・トロッポ
変ホ長調
2分の2拍子
ルドルフ・ゼルキン/ブッシュ弦楽四重奏団
Rudolf Serkin,
Busch Quartet-
Schumann:
Piano Quintet
in E-flat major,
Op.44
1942年
ピアノ:ルドルフ・ゼルキン
演奏:ブッシュ弦楽四重奏団
ルドルフ・ゼルキン/ブタペスト弦楽四重奏団
Rudolf Serkin,
Budapest String Quartet-
Schumann:
Piano Quintet
in E-flat major,
Op.44
1963年
ピアノ:ルドルフ・ゼルキン
演奏:ブタペスト弦楽四重奏団
クリフォード・カーゾン/ ブタペスト弦楽四重奏団
Clifford Curzon,
Budapest String Quartet-
Schumann:
Piano Quintet
in E-flat major,
Op.44
1951年
ピアノ:クリフォード・カーゾン
演奏:ブタペスト弦楽四重奏団
レナード・バーンスタイン/ジュリアード弦楽四重奏団
Leonard Bernstein,
Juilliard String Quartet-
Schumann:
Piano Quintet
in E-flat major,
Op.44
1964年
ピアノ:レナード・バーンスタイン
演奏:ジュリアード弦楽四重奏団
ジェームズ・レヴァイン/ラサール弦楽四重奏団
James Levine,
LaSalle Quartet-
Schumann:
Piano Quintet
in E-flat major,
Op.44
1960年
ピアノ:ジェームズ・レヴァイン
演奏:ラサール弦楽四重奏団
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
46曲目は、
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44をお届けしました。
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