89曲目は6枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
89曲目モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番 二短調 K.421。
弦楽四重奏曲の古典的形式を確立したのは、
ヨーゼフ・ハイドンと言われている。
そのハイドンにモーツァルトが捧げたのが、
いわゆる『ハイドン・セット』。
・弦楽四重奏曲第14番 ト長調 K. 387
ハイドン・セット第1番
1782年
・弦楽四重奏曲第15番 ニ短調 K. 421
ハイドン・セット第2番
1783年
・弦楽四重奏曲第16番 変ホ長調 K. 428
ハイドン・セット第3番
1783年
・弦楽四重奏曲第17番 変ロ長調 K. 458『狩』
ハイドン・セット第4番
1784年
・弦楽四重奏曲第18番 イ長調 K. 464
ハイドン・セット第5番
1785年
・弦楽四重奏曲第19番 ハ長調 K. 465『不協和音』
ハイドン・セット第6番
1785年
その2曲目が、
この弦楽四重奏曲第15番 二短調 K.421。
モーツァルトが作曲した弦楽四重奏曲は、
全部で23曲。
その中で短調なのはこの15番と、
第13番(K. 173)の2曲しかない。
しかも、
その両方が「ニ短調」で作曲されている。
曲の構成
この曲は、
4つの楽章から成る。
第1楽章
アレグロ・モデラート
ニ短調
4分の4拍子
ソナタ形式
第2楽章
アンダンテ
ヘ長調
8分の6拍子
三部形式
第3楽章
メヌエット:アレグレット-
トリオ
ニ短調-
ニ長調
4分の3拍子
第4楽章
アレグロ・マ・ノン・トロッポ
ニ短調
8分の6拍子
変奏曲形式
ジュリアード弦楽四重奏団
Juilliard String Quartet-
Mozart:
String Quartet No.15
in D minor,
K. 421/417b
1962年
演奏:ジュリアード弦楽四重奏団
スメタナ弦楽四重奏団
Smetana Quartet-
Mozart:
String Quartet No.15
in D minor,
K. 421/417b
1972年
演奏:スメタナ弦楽四重奏団
音は見つからず。
スメタナ弦楽四重奏団
Smetana Quartet-
Mozart:
String Quartet No.15
in D minor,
K. 421/417b
1982年
演奏:スメタナ弦楽四重奏団
音は見つからず。
ブダペスト弦楽四重奏団
Budapest String Quartet-
Mozart:
String Quartet No.15
in D minor,
K.421/417b
1940年
演奏:ブダペスト弦楽四重奏団
アルバン・ベルク四重奏団
lban Berg Quarte-
Mozart:
String Quartet No.15
in D minor,
K. 421/417b
1977年
演奏:アルバン・ベルク四重奏団
音は見つからず。
エステルハージ弦楽四重奏団
Esterhazy String Quartet,
Mozart:
String Quartet No.15
in D minor,
K. 421/417b
1979年
演奏:エステルハージ弦楽四重奏団
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
89曲目は、
モーツァルト:弦楽四重奏曲第15番 二短調 K.421をお届けしました。
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