Wolfgang Amadeus Mozart : Clarinet Quintet in A major,K.581
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
34)はモーツァルト クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581。
曲の構成
この曲は、
4つの楽章から成る。
第1楽章 アレグロ イ長調 4分の4拍子 ソナタ形式
第2楽章 ラルゲット ニ長調 4分の3拍子 三部形式
第3楽章 メヌエット イ長調-イ短調(トリオⅠクラリネットは休止)-イ長調(トリオⅡ) 4分の3拍子
第4楽章 アレグレット・コン・ヴァリアツィオーニ イ長調 4分の4拍子 変奏曲形式
モーツァルト クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 8枚のレコード
ここでは、
〈上〉・〈下〉で4枚のレコードが紹介されている。
・アルフレート・ボスコフスキー(Alfred Boskovsky)
/ウィーン八重奏団(Vienna Octet)1956年
・レオポルド・ウラッハ(Leopold Wlach)
/ウィーン・コンツェルトハウスSQ(Wiener Konzerthaus streicherquartett)1956年
・カール・ライスター(Karl Leister)
/ベルリン・フィル・ソリステン(Philharmonische Solisten Berlin)1965年
・ザビーネ・マイヤー(Sabine Meyer)
/フィルハーモニアSQベルリン(Philharmonia Quartett Berlin)1982年
・リチャード・ストルツマン(Richard Stoltzman)
/TASHI(The Tashi Quartet)1978年
・デヴィッド・オッペンハイム(David Oppenheim)
/ブタペストSQ(Budapest String Quartet)1958年
・ジャック・ランスロ(Jacques Lancelot)
/バルヒェットSQ(Barchet Quartet)1959年
・ギス・カルテン(Gys Karten)
/BUSQ(Bus Quartet)1965年
アルフレート・ボスコフスキー/ウィーン八重奏団
1枚目はアルフレート・ボスコフスキーのクラリネット、
ウィーン八重奏団。
残念ながら、
第4楽章のみ見つからず。
レオポルド・ウラッハ/ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団
2枚目はレオポルド・ウラッハのクラリネット、
ウィーン・コンツェルトハウス弦楽四重奏団。
残念ながら、
音は見つからず。
カール・ライスター/ベルリン・フィル・ソリステン
3枚目はカール・ライスターのクラリネット、
ベルリン・フィル・ソリステン。
ザビーネ・マイヤー/フィルハーモニアSQベルリン
4枚目はザビーネ・マイヤーのクラリネット、
フィルハーモニアSQベルリン。
リチャード・ストルツマン/TASHI
5枚目はリチャード・ストルツマンのクラリネット、
TASHI。
デヴィッド・オッペンハイム/ブタペストSQ
6枚目はデヴィッド・オッペンハイムのクラリネット、
ブタペストSQ。
ジャック・ランスロ/バルヒェットSQ
7枚目はジャック・ランスロのクラリネット、
バルヒェットSQ。
ギス・カルテン/BUSQ
8枚目はギス・カルテンのクラリネット、
BUSQ。
残念ながら、
音は見つからず。
おまけ
さて、
モーツァルト クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581。
この曲は、1789年にクラリネット奏者、
フリーメーソンの盟友アントン・シュタードラーの為に作曲されたもの。
シュタードラーが愛用していた、
バセット・クラリネットを想定して書かれている。
なので、
『シュタドラー五重奏曲(Stadler’s Quintett)』と呼ばれたりもする。
現在一般に用いられるのは、
1802年に通常のクラリネット用に編曲されたもの。
経済的ピンチの頂点にあった頃の作品だけど、
晩年における最高傑作の一つになっている。
モーツァルトにとって、
日常生活と作品とは全くの別物なのだ。
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