Matchbox

The Beatles: Matchbox

Written by: Perkins
Recorded: 1 June 1964
Producer: George Martin
Engineer: Norman Smith

Released（UK）: 19 June 1964 EP
Released（US）:  20 July 1964 Single

Personnel:
　John Lennon –
　　rhythm guitar
　Paul McCartney –
　　bass guitar
　George Harrison –
　　lead guitar
　Ringo Starr –
　　drums and lead vocals
　George Martin –
　　piano

オリジナルは、
カール・パーキンス。

書いたのは、
パーキンス自身。

同じく自身で書いた『Your True Love』をB面に、
A面でリリース。

Track	Title	Written by
A	Your True Love	Perkins
B	Matchbox	Perkins

ビートルズのカヴァーは、
UKではEP『Long Tall Sally』でリリース。

Track	Title	Written by
A1	Long Tall Sally	Johnson
A2	I Call Your Name	Lennon, McCartney
B1	Slow Down	Williams
B2	Matchbox	Perkins

USでは『Slow Down』をA面に、
B面でシングル・リリース。

Track	Title	Written by
A	Slow Down	Larry Williams
B	Matchbox	Carl Perkins

元々はライヴでは、
ドラマーのピート・ベストが唄っていた。

解雇された後は、
ジョンが唄っている。

その後加入したリンゴが、
リード・ヴォーカルとなってリリース。

Match Box Blues

この曲はもちろんパーキンスなんだけど、
歌詞に共通のフレーズがあるのが『Match Box Blues』。

パーキンスの父親がこの曲のアレンジ版を唄うことを提案、
メロディ的には随分違うけど歌詞は確かに共通フレーズがある。

I’m sittin’ here wonderin’, will a matchbox hold my clothes
I ain’t got no matches but I still got a long way to go

この曲は1927年、
ブラインド・レモン・ジェファーソンのシングル。

Track	Title	Written by
A	Black Snake Moan	Jefferson
B	Match Box Blues	Jefferson

クレジットはジェファーソンで、
自身の『Black Snake Moan』をA面にOkeyレコードからB面でリリース。

この年ジェファーソンは、
他に2回この曲をParamountレコードにも吹き込んでいる。

このフレーズは、
マ・レイニー1924年のシングル『Lost Wandering Blues』で既に登場している。

I’m sitting here wondering’, will a matchbox hold my clothes
I’ve got a sun to beat, I’ll be farther down the road

Track	Title	Written by
A	Dream Blues	Ma Rainey, [Traditional]
B	Lost Wandering Blues	Ma Rainey, [Traditional]

Recording

1964/6/1、
アビイ・ロード第2スタジオ。

その日は、
カール・パーキンスがスタジオに招かれていた。

ただ本人は、
セッションに参加はしなかったようだ。

5テイクを吹き込んで、
完全なのは3テイク。

リンゴはドラムを演奏しながら歌うことを選んだが、
後からヴォーカルのオーバー・ダブを入れている。

ちなみに、
受け継がれてきたフレーズは変更されている。

I said I’m sittin’ here watchin’
Matchbox hole in my clothes

John Lennon: Matchbox

ジョンが唄う、
『Matchbox』。

2021年に発売50周年を記念した『John Lennon/Plastic Ono Band』、
CD6『The Jam Live and Improvised』収録。

これはこれで、
悪くない。

あと2024年の『Mind Games（The Raw Studio Mixes）』でも、
この曲を唄っているのが聴ける。

こちらは『That’s All Right』と、
瞬間『Heartbreak Hotel』も一緒に唄っている。

プレスリーのデビュー・シングル『That’s All Right』の方が有名だけど、
アーサー・”ビッグ・ボーイ”・クルーダップが1946年に吹き込んだ曲。

書いたのは、
クルーダップ。

自身が書いた『Crudup’s After Hours』をA面に、
B面でリリース。

Track	Title	Written by
A	Crudup’s After Hours	Arthur Crudup
B	That’s All Right	Arthur Crudup

プレスリーの方は、
B面はビル・モンローが書いた『Blue Moon Of Kentucky』。

Track	Title	Written by
A	That’s All Right	Arthur Crudup
B	Blue Moon Of Kentucky	Bill Monroe

もう1曲『Heartbreak Hotel』は、
1954年のプレスリーがオリジナル。

書いたのは、
メイ・ボレン・アクストン / トミー・ダーデン / エルヴィス・プレスリー。

アーロン・シュローダー / ビル・ペッパーズ / クロード・ディミトリアス / ハル・ブレアが書いた、
『I Was The One』をB面にA面でリリース。

Track	Title	Written by
A	Heartbreak Hotel	Axton, Durden, Presley
B	I Was The One	Schroeder, De Metrius, Blair, Peppers

Carl Perkins, Eric Clapton, Ringo Starr: Matchbox

1986年カール・パーキンス & フレンズ、
『Blue Suede Shoes A Rockabilly Session With Carl Perkins And Friends』収録。

パーキンス-リンゴ-エリック・クラプトンの順番で唄っているもので、
途中のクラプトンのギター・ソロがカッコいい。

Paul McCartney: Matchbox

ポールも、
この曲を唄っている。

2019年、
アルバム『Amoeba Gig』収録。

音源は2007年のもので、
有名レコード店アメーバ・ミュージックのハリウッド店舗シークレット・ライブを吹き込んだもの。

The Quarrymen: Matchbox

ジョージが、
ヴォーカルのものもある。

ザ・クオリーメン時代のもので、
スチュアート・サトクリフがベースでジョンとポールとジョージがギター。

確か、
ポールの家で吹き込まれたものじゃなかったかな。

Matchbox 関連 Playlist

最後に、
Matchbox 関連 Playlist。

30曲、
1時間14分。

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