If You Need Me

telephone

Five by Five

August 14, 1964 2nd EP(UK)  Five by Five

A1:If You Need Me
  (Wilson Pickett/Robert Bateman/Sonny Sanders)
A2:Empty Heart
  (Nanker Phelge)
A3:2120 South Michigan Avenue
  (Nanker Phelge)
B1:Confessin’ the Blues
  (Jay McShann/Walter Brown)
B2:Around and Around
  (Chuck Berry)

1964年8月14日、
ストーンズは2枚目のEP『Five by Five』をリリースする。

タイトルはストーンズの5人の『5』と、
収録曲5曲の『5』ってことなんだろう。

これはイギリスでの話で、
アメリカではこれを基に『12×5』をこの後リリースすることになる。

こちらは12曲だから、
『12×5』ということになるわけだね。

この『Five by Five』の収録曲も、
まだカヴァーが多くて5曲中3曲がそう。

あとの2曲は、
ミックとキースではなくて『Nanker Phelge』名義になっている。

レコーディングされたのは、
ブラック・ミュージックの聖地シカゴのチェス・スタジオ。

ここでレコーディングできたことは、
きっと彼らにとってはとてつもなく嬉しい出来事だったに違いない。

Wilson Pickett – If You Need Me

それでEP『Five by Five』の1曲目は、
なかなか渋い選曲で『If You Need Me』。

オリジナルはウィルソン・ピケット、
1963年リリースの曲。

つくったのはウィルソン・ピケットと、
ロバート・ベイトマンとソニー・サンダース。

ロバートとソニーは、
モータウン・レーベルの最初のレコーディングをしたサテントーンのメンバー。

この曲は、
残念ながら本人ではなくてソロモン・バークが唄ってヒットしている。

The Rolling Stones – If You Need Me

ストーンズのカヴァーは、
キースのバック・ヴォーカルとの絡みが良いよね。

スチュのオルガンも、
また良い感じ。

ミックとキースがこの曲を1本のマイクで、
今更唄うことなんてまずありえないだろうけどちょっと見てみたい。

これもお馴染み『On Air』にも、
収録されている。

他のカヴァー

これはやはり、
ソロモン・バークでしょ。

元々ウィルソン・ピケットがデモ・テープをアトランティック・レコードに持ち込んだけど、
曲の権利だけ買われてソロモン・バークが吹き込んでヒットしちゃったんだよね。

このヴァージョンは、
結局R&Bチャートで5週間2位をキープ。

ウィルソン・ピケットは、
このことをいったいどう思っていたんだろう。

でも、
彼のものが全然だったわけでもなくR&Bチャートの30位まではいっているのだ。

というわけで…

ストーンズが2枚目のEP『Five by Five』でカヴァーしている曲、
1曲目の『If You Need Me』。

ウィルソン・ピケットのオリジナルに、
ストーンズのカヴァー2つのヴァージョン。

そして、
オリジナルよりも売れちゃったソロモン・バークのカヴァー。

他のストーンズのカヴァーはこちら!

ローリング・ストーンズがカヴァーした曲
The Rolling Stones

おまけ

コメントしてみる お気軽にどうぞ!

タイトルとURLをコピーしました