I Me Mine

The Beatles: I Me Mine

Written by: Harrison
Recorded: 3 January; 1 April 1970
Producer: George Martin, Phil Spector
Engineer: Phil McDonald, Peter Bown

Released（UK）: 8 May 1970 Let It Be
Released（US）: 18 May 1970 Let It Be

Personnel:
　Paul McCartney –
　　harmony vocal, bass guitar, Hammond organ, electric piano
　George Harrison –
　　lead and harmony vocals, acoustic and electric guitars
　Ringo Starr –
　　drums
　Uncredited –
　　18 violins, four violas, four cellos, harp, three trumpets, three trombones
　Uncredited –
　　female choir
　Richard Hewson –
　　brass and string arrangements

ビートルズ、
最後の吹き込み。

とはいえ、
事実上グループを脱退していたジョンはデンマークで休暇を過ごしていてそこにはもう居ない。

映画『Let It Be』の中で、
この曲に合わせてヨーコと踊るジョンの姿が思い浮かぶ。

Suddenly I looked around
and everything I could see was relative to my ego,
like ‘that’s my piece of paper’ and ‘that’s my flannel’ or ‘give it to me’ or ‘I am’.
It drove me crackers,
I hated everything about my ego,
it was a flash of everything false and impermanent, which I disliked.
But later, I learned from it, to realise that there is somebody else
in here apart from old blabbermouth.
Who am ‘I’ became the order of the day.
Anyway, that’s what came out of it, ‘I Me Mine’.
The truth within us has to be realised.
When you realise that,
everything else that you see and do and touch and smell isn’t real,
then you may know what reality is,
and can answer the question ‘Who am I?’

―George Harrison I Me Mine

突然ボクはあたりを見回したんだ
すると目に映るもの全てがエゴに関係しているように見えたんだ
‘あれは自分の紙切れ‘ ‘あれは自分のフランネル‘ ‘それを自分にください‘ ‘自分は‘ といった感じ
気が狂いそうになったよ
自分のエゴの全てが嫌いだった
それは私が嫌いな偽りで一時的なものの全て
でも後でそこから古いおしゃべりな人以外にここには別の誰かがいることに気付いたんだ
自分が誰なのか？という問いが日々の命題になった。
とにかくそれが‘I Me Mine’という結論に至ったんだ
自分たちの中にある真実に気付かなければならない
見たりしたり触ったり嗅いだりする他の全てが現実ではないと気付いた時
現実が何であるかを知り
’自分はいったい誰なのか’という問いに答えることができるかもしれない

‘I Me Mine’ is the ego problem.
There are two ‘I’s:
the little ‘i’ when people say ‘I am this’;
and the big ‘I’ – ie duality and ego.
There is nothing that isn’t part of the complete whole.
When the little ‘i’ merges into the big ‘I’ then you are really smiling!

―George Harrison Anthology

‘I Me Mine’ は自我の問題
2つの‘私‘があって
人々が‘私はこれ‘と言う時の小さな‘私‘と
二重性と自我である大きな‘私‘
完全な全体の一部ではないものは何もない
小さな‘私‘が大きな‘私‘に融合する時にあなたは本当に微笑んでるよ！

まあ、
ちょっとわからない。

Variation

1970/1/3、
アビイ・ロード第2スタジオ。

映画との整合性をとる為に、
この曲を吹き込むことに。

テイク16まで吹き込んだあと、
そこにピアノ / エレキ・ギター / オルガン / ヴォーカル / コーラスをオーバー・ダブ。

グリン・ジョーンズがリミックスしたものは、
お蔵入り。

その後フィル・スペクターが、
再度リミックス。

1970/4/1リンゴが1人参加しドラムを叩き、
女声コーラス14名+27人の弦楽器奏者と6人の金管楽器奏者のオーバー・ダブで完成。

ちなみにTake 16の冒頭にジョージが話しているのは、
こんな感じ。

You all will have read that Dave Dee is no longer with us.
But Mickey and Tich and I would just like to carry on the good work
that’s always gone down in number two.

―George Harrison Anthology3 Take 16

みなさまはすでにお聞きのことと思いますが、
デイヴ・ディーが私たちの元を去りました。
しかしながらミッキーとティックと私は
これまで優秀ながら2番手と見なされてきた仕事を今後も粛々と続ける所存であります

これは同じ頃にデイヴ・ディー、ドジー、ビーキー、ミック&ティッチから、
デイヴ・ディーが脱退したことにジョンをなぞらえたジョークだ。

B For Bang: I Me Mine

B・フォー・バン、
2010年のアルバム『Rewires The Beatles』収録。

アレンジはメンバーのベーシスト兼作曲家でもある、
マッシモ・プピッロ。

ヴォーカルは、
メグことマリア・ディ・ドンナ。

他にはないアレンジは秀逸で、
こういうのがコピーではなくカヴァーなのだ。

おまけ Rewires The Beatles / Across The Universe Of Languages

他のカヴァーもかなり面白いので、
これは全曲聴いておきたい。

更に、
2007年リリースの『Across The Universe Of Languages』でもビートルズのカヴァーを演っている。

これも、
カヴァー以外も含めて全曲一緒に聴いておきたい。

I Me Mine 関連 Playlist

最後に、
I Me Mine 関連 Playlist。

55曲、
2時間52分。

ビートルズをカヴァーした他の曲はこちら

ビートルズをカヴァーした曲

The Beatles Cover Songs

5thworld.izakayahopping.com

ビートルズをカヴァーしたベスト・トラック A – Z

The Best Beatles Covers Title begins with "A-Z（still in progress）"

ビートルズの曲（オリジナルもカヴァーも公式213曲）をカヴァーしたベスト・トラック"A-Z"。日々追加されている進化系プレイリスト。タイトルをクリックするとその曲の記事に。アーティストをクリックするとカヴァーしているアーティストの記事に。

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