Confessin’ The Blues

ラヴ

Little Walter – Confessin’ The Blues

August 14, 1964 2nd EP(UK)  Five by Five

A1:If You Need Me
  (Wilson Pickett/Robert Bateman/Sonny Sanders)
A2:Empty Heart
  (Nanker Phelge)
A3:2120 South Michigan Avenue
  (Nanker Phelge)
B1:Confessin’ the Blues
  (Jay McShann/Walter Brown)
B2:Around and Around
  (Chuck Berry)

さて、
ストーンズが2ndEP『Five by Five』でカヴァーした2曲目は『Confessin’ The Blues』。

きっと、
リトル・ウォルターのヴァージョンのカヴァーなのかもしれないけど実際は違う。

彼は以前に出てきた、
マディ・ウォーターズの『I Just Want To Make Love To You』に参加している。

1952年にはソロ名義のシングル、
Juke(/My Babe)』がビルボードR&Bチャートの1位に。

この曲は、
それから6年後の1958年にリリースされている。

1964年にはストーンズとツアーを行っていたっていう話があるけど、
これはキースがどこかで反駁している。

曲は素晴らしく良いんだけど、
ヴォーカルはイマイチ線が細い感じ。

Jay McShann – Confessin’ The Blues

ところで、
この曲のオリジナルはもちろんリトル・ウォルターではない。

1940年代にチャーリー・パーカーやベン・ウェブスターなんかが所属した、
ビッグ・バンドを率いていたジェイ・マクシャンだね。

このジェイ・マクシャン・アンド・ヒズ・バンドの音は、
1941年にリリースされたもの。

唄っているのは、
この曲を一緒につくったウォルター・ブラウン。

B面は、
Hootie Blues』。

The Rolling Stones – Confessin’ The Blues

この曲のタイトルは、
ストーンズが放った2018年のコンピ・アルバムのタイトルにもなっている。

そういえばストーンズ初のカヴァー・アルバム、
2016年の『Blue & Lonesome』もリトル・ウォルターの曲のタイトルだね。

重くもなく軽くもなく、
本当にちょうど良い感じに仕上がっている。

この曲も
やっぱり『On Air』にも入っているね。

1964年7月17日、
ラジオ番組『The Joe Loss Pop Show』で流された音源。

その他のカヴァー

最初はやはりジョージ・シアリングのピアノをバックに、
ダコタ・ステイトンが唄うやつを思い浮かべる。

1958年のアルバム、
『In the Night』に入っている。

艶のある唄いっぷりは、
聴いていて気持ちが良い。

盲目のピアニスト、
ジョージ・シアリングのピアノもクールで抑え気味な伴奏で好感が持てる。

同じ女性歌手だと、
エスター・フィリップスのものもかなり素晴らしい。

ビブラートを効かせたアルト・ボイス、
粘っこい唄い方は癖があるけどボクは結構好き。

あとは、
ワイノニー・ハリスのヴァージョンも悪くない。

鋼鉄の喉を持つ男と言われていたワイノ二―のシャウト唱法は、
やはり素晴らしいものがある。

というわけで…

今回はストーンズ2ndEP『Five by Five』でカヴァーした曲、
2曲目の『Confessin’ The Blues』。

リトル・ウォルターと、
ストーンズのカヴァー2ヴァージョン。

そしてオリジナル、
ジェイ・マクシャン・アンド・ヒズ・バンドのもの。

更にジョージ・シアリングとダコタ・ステイトンに、
エスター・フィリップスにワイノニー・ハリス。

他にもチャック・ベリーやキャリー・スミスなども面白いけれど、
今回はこれくらいで。

他のストーンズのカヴァーはこちら!

The Rolling Stones
The Rolling Stones

おまけ



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  1. お久しぶりです。
    またお会いできて嬉しく思います^^
    ゆっくり聴かせていただきますね♪

    • なんと素早い反応、
      ありがとうございます!
      こちらでやっていると結構寂しくなったりするので、
      嬉しいです。

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