Baby It’s You

ハート

The Shirelles – Baby It’s You

さて、
ビートルズのカヴァーしたオリジナルや他のカヴァーを追ってみよう!シリーズ。

今回も1stアルバム『Please Please Me』の曲で、
前回に続いてザ・シュレルズ1961年リリースの『Baby It’s You』。

コーラスの『Sha-la-la-la-la-la-la』が、
とても印象的な曲。

歌詞のクレジットはマック・デヴィッドとバーニー・ウィリアムズ、
そして曲はバート・バカラックだね。

マック・デヴィッドはハル・デイヴィッドの兄、
バーニー・ウィリアムズはルーサー・ディクソン。

Billboard Hot 100では、
8位になっているヒット曲で彼女たちの代表曲。

なぜか男性コーラスが入っているんだけど、
これはちょっと邪魔かもしれない。

The Beatles – Baby It’s You

ビートルズのカヴァーは、
ジョンが唄っている。

このアルバムは1日でレコーディングしhているから、
ジョンの鼻声は変わらないが素晴らしいヴォーカルだ。

歌詞がところどころ違っているんだけど、
かなり些細な部分。

『many many nights roll by』が、
『many many many nights go by』とか。

『When baby it’s you』が、
『‘Cause, baby, it’s you』とか。

『What can I do when it’s true』が、
『What can I do, then it’s true』とかね。

間奏でギターとユニゾンで聴こえてくるのは、
チェレスタの音色。

楽器制作家オギュスト・ミュステルが発明した鍵盤楽器で、
チャイコフスキーの『くるみ割り人形』の中の『こんぺいとうの踊り』で使われているやつ。

オリジナルだとオルガンの音が結構印象的で良い感じなんだけど、
ここでは敢えてオルガンは使わなかったんだろうね。

他にもピアノの音なんかも重ねてみたらしいけど、
結局はチェレスタになっている。

こういう選択のセンスは、
さすがはジョージ・マーティンだと思う。

この曲も、
他のヴァージョンがある。

1994年にリリースされたアルバム『Live at the BBC』に入っていて、
録音そのものは1963年6月の『Pop Go the Beatles』の為のものだ。

思い出したけど、
この曲『ひらけ!ポンキッキ』で流れていたんだよね。

まあ、
どうでも良い話だけど。

その他のカヴァー

この曲をカヴァーしてBillboad Hot 100で5位までいって、
オリジナルを越えちゃったのがスミス1969年のヴァージョン。

あたりまえだけど、
あのイギリスのモリッシーのいたザ・スミスとは違う。

ゲイル・マコーミックが、
ヴォーカルのバンドだ。

オリジナルやビートルズのカヴァーとはアプローチが違っていて、
これがなかなか良いのだ。

クエンティン・タランティーノ監督、
2007年の作品『Death Proof』でも流れていたはず。

そうそうもう1曲、
ヘレン・シャピロ1964年のアルバム『Helen Hits Out!』から。

この人って、
1961年に14歳でデビューしていきなりヒット連発でスターになった人。

実際1963年には、
ビートルズを前座にしてイギリス国内ツアーを行っている。

ビートルズの1stに入っているレノン=マッカートニーの『Misery』は、
最初彼女の為に書かれたみたいだ。

レコード会社なのか本人なのかはわからない(一応会社と言うことになっているけど)、
このレコーディングは拒否されている。

というわけで…

今回は再びザ・シュレルズで、
1961年リリースの『Baby It’s You』。

コーラスの『Sha-la-la-la-la-la-la』がとても印象的な曲を、
オリジナルとビートルズのカヴァー2ヴァージョンで。

そして他のカヴァーということで、
スミスヘレン・シャピロのヴァージョン。

他のビートルズのカヴァーはこちらから!

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