Being For The Benefit Of Mr. Kite!

The Beatles: Being For The Benefit Of Mr. Kite!

1967年5月26日、
8作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』収録曲。

実質、
ジョンが書いた曲。

一部、
ポールも手伝っている。

歌詞の大部分は1843年にロッチデールで開催された、
パブロ・ファンクのサーカス公演のポスターから取られている。

以前『DOUBLE FANTASY John&Yoko』で、
このポスターを見たことがある。

Pablo Fanque’s Circus Royal
Town-Meadows, Rochdale

Grandest Night of the Season!
And positively the
LAST NIGHT BUT THREE!
Being for the
BENEFIT OF MR KITE,
(late of Wells’s Circus) and
Mr J. HENDERSON,
the celebrated somerset thrower!
Wire dancer, vaulter, rider, etc.
On TUESDAY Evening, February 14, 1843.

Messrs. Kite & Henderson, in announcing the following Entertainment, assure the Public that this Night’s Production will be one of the most Splendid ever produced in this Town, having been some days in preparation.

Mr Kite will, for this Night only, introduce the celebrated HORSE, ZANTHUS! Well known to be one of the best Broke Horses IN THE WORLD!!!

Mr Henderson will undertake the arduous Task of THROWING TWENTY ONE SOMERSETS on the solid ground.
Mr Kite will appear, for the first time this season, On the Tight Rope, When Two Gentlemen Amateurs of this Town will perform with him.
Mr Henderson will, for the first time in Rochdale,
introduce his extraordinary TRAMPOLINE LEAPS and SOMERSETS!
Over Men & Horses, through Hoops, over Garters, and lastly, through a Hogshead of REAL FIRE!
In this branch of the profession Mr H. challenges THE WORLD!

―1843 poster advertising a show of Pablo Fanque’s Circus Royal company.

Variation

今では『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』以外、
違うヴァージョンが聴ける。

Tok Tok Tok: Being For The Benefit Of Mr. Kite!

こういう曲のカヴァーってなかなか難しいんだろうけど、
オリジナルに寄せないアレンジでないとなかなかカヴァーとして聴けない。

その点、
以前に出てきたトク・トク・トクのカヴァーは結構良い感じに仕上がっている。

2010年、
アルバム『Revolution 69』の収録曲。

Brandee Younger: Being for the Benefit of Mr. Kite!

ハープ奏者ブランディ―・ヤンガーのカヴァーは、
2018年の『A Day In The Life: Impressions Of Pepper』収録曲。

全面ハープ・ソロというわけではなくて、
なかなか面白いアレンジになっている。

おまけ A Day In The Life: Impressions Of Pepper

このアルバムは、
ジャズ・アーティストたちが集結したビートルズ・カヴァー・アルバム。

といっても取り上げられているのは、
丸ごと『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』。

オリジナルをそれぞれの解釈で演奏している感じは、
なかなか面白いし新鮮だ。

中には、
どの曲をカヴァーしているのか？最初わからないものもある。

これは、
他のカヴァーも聴いておきたい。

Antonio Sanchez: Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band

パット・メセニー・グループに所属していた、
アントニオ・サンチェスのカヴァー。

1人で、
ドラム / ギター / ベース / キーボードを演奏している。

Mary Halvorson: With A Little Help From My Friends

前衛ジャズ作曲家でありギタリスト、
メアリー・ハルヴォルソンのカヴァー。

彼女のギターに、
トーマス・フジワラのドラム。

この2人は、
サムスクリューというバンド名で数枚のアルバムを録音している。

Makaya McCraven: Lucy In The Sky With Diamonds

ジャズ・ドラマーのスティーブン・マクレイヴンの息子、
マカヤ・マクレイヴンのカヴァー。

コントラバスはジュニウス・ポールでギターとシンセサイザーはマット・ゴールド、
ピアノとキーボードはグレッグ・スペロでヴィブラフォンはジョエル・ロス。

Wildflower: Getting Better

UKのジャズ・トリオ、
ワイルドフラワーズのカヴァー。

ベースがレオン・ブリチャードでドラムでがトム・スキナー、
サックスがイドリス・ラフマン。

Cameron Graves: Fixing A Hole

現代ジャズ・シーンの中枢カマシ・ワシントンが『音楽の天才』と絶賛する、
キャメロン・グレイブスのカヴァー。

ピアノ・ソロだけど、
かなり迫力がある。

Keyon Harrold: She’s Leaving Home

ジャズ / R&B / ヒップホップ / ポップスを超越したサウンドで称賛を集めるトランペッター、
キーヨン・ハロルドのカヴァー。

ベースはバーニス・トラヴィスでドラムはチャールズ・ヘインズ、
ギターはニル・フィールダーでピアノはシェドリック・ミッチェル。

Onyx Collective: Within You Without You

サックス奏者アイザイア・バーとドラマーのオースティン・ウィリアムソンが立ち上げた、
アメリカの実験的ジャズ・グループのオニキス・コレクティヴのカヴァー。

ベースはフェリックス・パストリアス、
シンセサイザーとキーボードはアイザック・スレイターが参加。

Sullivan Fortner: When I’m Sixty-Four

2018年ポール・サイモンのアルバム『In the Blue Light』にも参加している、
サリヴァン・フォートナーのカヴァー。

これもキャメロン・グレイブス同様、
ピアノ・ソロでのカヴァー。

Miles Mosley: Lovely Rita

マイルス・デイヴィスにあやかって両親に名前をつけられた、
マイルス・モズレーのカヴァー。

モズレーのコントラバスにトニー・オースティンのドラム、
ピアノはキャメロン・グレイブス。

Shabaka And The Ancestors: Good Morning Good Morning

イギリス新世代ジャズ・シーンを牽引するテナー・サックス奏者、
シャバカ・ハッチングスを中心に結成されたシャバカ・アンド・ジ・アンセスターズのカヴァー。

アルト・サックスはムトゥンジ・​​ムヴブでコントラバスではシェーン・クーパー、
ドラムはトゥミ・モラーレでパーカッションはゴンツェ・マケン。

Antonio Sanchez: Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band (Reprise)

オープニング・トラックに引き続き、
アントニオ・サンチェスのカヴァー。

もちろん、
こちらも全て1人で演奏してる。

The JuJu Exchange: A Day In The Life

チャンス・ザ・ラッパーのメンバーであるドニー・トランペットことニコ・シーガルと、
パーカッションのネイト・フォックスによるザ・ジュジュ・エクスチェインジのカヴァー。

バック・ボーカルはジャミラ・ウッズにとカマリア・ウッズとネイト・フォックス、
ベースはレーン・ベクストロムでドラムはエヴェレット・リード。

ピアノとエレクトリック・ピアノとシンセサイザーは、
ジュリアン・リード。

Being for the Benefit of Mr. Kite! 関連 Playlist

31曲、
1時間50分。

ビートルズをカヴァーした他の曲はこちら

ビートルズをカヴァーした曲

The Beatles Cover Songs

5thworld.izakayahopping.com