Across The Universe

The Beatles: Across The Universe

1970年5月8日リリース、
ビートルズ12枚目の英国オリジナル・アルバム『Let It Be』の収録曲。

英国公式オリジナル・アルバムと同等の扱いを受けた、
アメリカ・キャピトル・レコードの『Magical Mystery Tour』が9作目とするなら13枚目になるけど。

実質は、
ジョンの書いた曲。

元々シングル『Lady Madonna』のB面予定だったけどジョンが出来に満足していなかったことと、
同時期に吹き込まれた『The Inner Light』の出来が良かったことでそっちがB面になる。

その後、
EP盤に収録される企画もあったけどそれも立ち消えとなる。

スパイク・ミリガンがセッション中に聴いたこの曲を、
世界自然保護基金（WWF）のために企画していたチャリティー・アルバムに入れることを提案。

この提案に同意して、
1969年の『No One’s Gonna Change Our World』で初めて陽の目を見ることになる。

Variation

もちろん、
このヴァ―ジョンは『Let It Be』収録のものではない。

レコードなら1978年の『Rarities』、
CDなら『Past Masters, Volume Two』で聴くことができる。

今では、
その他のいくつかのヴァージョンも聴くことができるようになっている。

まとめると、
こんな感じ。

北極星へ向けて発信

2008年2月4日米東部時間午後7時（日本時間5日午前9時）、
NASA設立50周年記念でこの曲を北極星へ向けて発信された。

地球から北極星の距離は約431光年、
北極星に本作が到着するのは2439年ごろとされている。

その頃、
地球はまだ存在しているだろうか？

David Bowie: Across The Universe

デヴィッド・ボウイが8枚目のアルバム、
1975年リリースの『Young Americans』でこの曲をカヴァーしている。

まあコレ！というわけでもないんだけど、
ジョンがアコギで参加しているからね。

おまけ1 David Bowie: Try Some, Buy Some

デヴィッド・ボウイがビートルズの曲をカヴァーしているのは、
この『Across The Universe』だけだと思うけどジョージの曲を1曲カヴァーしている。

それが、
2003年のアルバム『Reality』の収録曲『Try Some, Buy Some』。

Ronnie Spector: Try Some, Buy Some

元々はロネッツのリード・ヴォーカルだった、
ロニー・スペクターのカムバック・アルバムに収録されるはずだった曲。

ただ旦那のフィル・スペクターの奇行でアルバム制作は中止、
その時のセッションから唯一この曲がシングルでリリースされている。

B面は、
ジョージとスペクターが書いた『Tandoori Chicken』。

Track	Title	Written by
A	Try Some, Buy Some	George Harrison
B	Tandoori Chicken	George Harrison, Phil Spector

Billboard Hot 100で、
63位が最高位。

George Harrison: Try Some, Buy Some

その後ジョージも自身のアルバム、
1973年の『Living in the Material World』に収録している。

Fiona Apple: Across The Universe

1998年公開のゲイリー・ロス監督の映画、
トビー・マグワイア主演の『Pleasantville（カラー・オブ・ハート）』。

この映画のサントラ『Pleasantville – Music From The Motion Picture』に収録されているのが、
フィオナ・アップルのカヴァー。

コレ、
かなり良いカヴァー。

Jim Sturgess: Across The Universe

ビートルスの曲が34曲も組み込まれている、
2007年ジュリー・テイモア監督の映画『Across The Universe』。

そのサントラ『Across The Universe – Music From The Motion Picture』の中に、
ジュード役のジム・スタージェスが唄うカヴァーがある。

最初は何てことないカヴァーだなと思うんだけど、
何回か聴いていると案外癖になる。

おまけ2 Across The Universe – Music From The Motion Picture

このサントラのスタンダード・エディションには、
他に15曲のビートルズ・カヴァーが入っているのでこれも一緒に聴いておきたい。

Jake Shimabukuro: Across The Universe

ジェイク・シマブクロ、
2009年のアルバム『Across The Universe』。

全曲、
ビートルズのカヴァー。

そのタイトルでもありオープニング・トラックでもある、
シンディ・ローパーがシマブクロのウクレレをバックに唄うカヴァーが何気に良かったりする。

他は歌なしウクレレ・ヴァージョンで意外に悪くないんだけど、
今回はスルー。

Across The Universe 関連 Playlist

最後に、
Across The Universe 関連 Playlistを。

42曲、
2時間30分。

ビートルズをカヴァーした他の曲はこちら

ビートルズをカヴァーした曲

The Beatles Cover Songs

5thworld.izakayahopping.com