Ludwig van Beethoven : Concerto for Violin, Cello, and Piano in C major, Op.56
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
47)はベートーヴェン 三重奏曲 ハ短調 作品56。
曲の構成
この曲は、
3つの楽章で構成されている。
第1楽章 アレグロ ハ長調 4分の4拍子 協奏風ソナタ形式
第2楽章 ラルゴ 変イ長調 8分の3拍子
第3楽章 ロンド・アラ・ポラッカ ハ長調 4分の3拍子 ロンド形式
ベートーヴェン 三重奏曲 ハ短調 作品56 5枚のレコード
ここでは、
5枚のレコードが紹介されている。
・ダヴィッド・オイストラフ(David Oistrakh)
/スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキ(Sviatoslav Knushevitsky)
/レフ・オボーリン(Lev Oborin)
/マルコム・サージェント(Malcolm Sargent)
/フィルハーモニア管弦楽団(The Philharmonia Orchestra)1956年
・ヴォルフガング・シュナイダーハン(Wolfgang Schneiderhan)
/ピエール・フルニエ(Pierre Fournier)
/ゲザ・アンダ(Géza Anda)
/フェレンツ・フリッチャイ(Ferenc Fricsay)
/ベルリン放送交響楽団(Berlin Radio Symphony Orchestra)1960年
・アイザック・スターン(Isaac Stern)
/レナード・ローズ(Leonard Rose)
/ユージン・イストミン(Eugene Istomin)
/ユージン・オーマンディ(Eugene Ormandy)
/フィラデルフィア管弦楽団(The Philadelphia Orchestra)1965年
・ダヴィッド・オイストラフ(David Oistrakh)
/ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(Mstislav Rostropovich)
/スヴャトスラフ・リヒテル(Sviatoslav Richter)
/ヘルベルト・フォン・カラヤン(Herbert von Karajan)
/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(Berlin Philharmonic Orchestra)1969年
・ヘンリク・シェリング(Henryk Szeryng)
/ヤーノシュ・シュタルケル(János Starker)
/クラウディオ・アラウ(Claudio Arrau)
/エリアフ・インバル(Eliahu Inbal)
/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(The New Philharmonia Orchestra)1970年
オイストラフ/クヌシェヴィツキ―/オボーリン/サージェント/フィルハーモニア管弦楽団
1枚目は、
ヴァイオリンがダヴィッド・オイストラフ。
チェロは、
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキ。
ピアノは、
レフ・ニコラーエヴィチ・オボーリン。
マルコム・サージェント指揮、
フィルハーモニア管弦楽団。
シュナイダーハン/フルニエ/アンダ/フリッチャイ/ベルリン放送交響楽団
2枚目は、
ヴァイオリンがヴォルフガング・シュナイダーハン。
チェロは、
ピエール・フルニエ。
ピアノは、
ゲザ・アンダ。
フェレンツ・フリッチャイ指揮、
ベルリン放送交響楽団。
スターン/ローズ/イストミン/オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団
3枚目は、
ヴァイオリンがアイザック・スターン。
チェロは、
レナード・ローズ。
ピアノは、
ユージン・イストミン。
ユージン・オーマンディ指揮、
フィラデルフィア管弦楽団。
オイストラフ/ロストロポーヴィチ/リヒテル/カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
4枚目は、
ヴァイオリンがダヴィッド・オイストラフ。
チェロは、
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ。
ピアノは、
スヴャトスラフ・リヒテル。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。
シェリング/シュタルケル/アラウ/インバル/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
5枚目は、
ヴァイオリンがヘンリク・シェリング。
チェロは、
ヤーノシュ・シュタルケル。
ピアノは、
クラウディオ・アラウ。
エリアフ・インバル指揮、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団。
おまけ
さて、
ベートーヴェン 三重奏曲 ハ短調 作品56。
正式には、
『ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲 ハ長調 Op.56』。
文字通り、
ヴァイオリンとチェロとピアノの3つの楽器の為の協奏曲。
チェロを伴った協奏曲が殆どなかった時代に、
ベートーヴェンが唯一残したチェロを伴った協奏曲。
曲は1803年から1804年にかけて作曲されていて、
初演は1808年と少し間が空いている。
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