ラフマニノフ：パガニーニの主題による狂詩曲作品43

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パガニーニの主題
構成
フェレンツ・フリッチャイ / マルグリット・ウェーバー
レオポルド・ストコフスキー / セルゲイ・ラフマニノフ
ヤッシャ・ホーレンシュタイン / アール・ワイルド
アーサー・フィードラー / レナード・ペナリオ
というわけで…
おまけ
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パガニーニの主題

村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』4曲目。

ラフマニノフ：
パガニーニの主題による狂詩曲作品43。

ここでいう、
『パガニーニの主題』。

これは、
ヴァイオリン独奏曲『24のカプリース（奇想曲）』の第24番の主題。

曲の最後を飾る、
華々しい変奏曲。

主題と11の変奏、

そしてフィナーレで構成されている。

これをもとにした曲が、
このパガニーニの主題による狂詩曲だ。

この第24番は当然素晴らしいのだけれど、
それ以外の曲も凄い。

リストは、
ピアノ独奏用に第1・5・6・9・17・24番を編曲している。

初版の『パガニーニによる超絶技巧練習曲』を改訂した、
『パガニーニによる大練習曲』の第3曲。

それが、
あの有名な『ラ・カンパネッラ』。

ブラームスはこの24番を、
同じように『パガニーニの主題による変奏曲』として編曲している。

さて、
ラフマニノフのこの曲は。

この曲は、
24の変奏を繰り広げる壮大な『変奏曲』になっている。

独奏ピアノ＋オーケストラ、
つまりは『ピアノ協奏曲』スタイルで作曲された『狂詩曲』だ。

初演は、
作曲された1934年のこと。

ボルチモアで、
ピアノはもちろんラフマニノフ自身。

指揮はストコフスキーで、
フィラデルフィア管弦楽団。

後でこの組み合わせのレコードが出てくるけれど、
初演直後に吹き込まれたものだ。

構成

序奏：
　アレグロ・ヴィヴァーチェ
　イ短調
　2/4
第1変奏：
　アレグロ・ヴィヴァーチェ
　イ短調
　2/4
主題：
　リステッソ・テンポ
　イ短調
　2/4
第2変奏：
　リステッソ・テンポ
　イ短調
　2/4
第3変奏：
　リステッソ・テンポ
　イ短調
　2/4
第4変奏：
　ピウ・モッソ
　イ短調 2/4
第5変奏：
　テンポ・プレチェデンテ
　イ短調 2/4
第6変奏：
　リステッソ・テンポ
　イ短調 2/4
第7変奏：
　メノ・モッソ, ア・テンポ・モデラート
　イ短調 2/4
第8変奏：
　テンポ・プリモ
　イ短調 2/4
第9変奏：
　リステッソ・テンポ
　イ短調 2/4
第10変奏：
　ポコ・マルカート
　イ短調 4/4
第11変奏：モデラート
　イ短調 3/4
第12変奏：
　テンポ・ディ・メヌエット
　ニ短調 3/4
第13変奏：
　アレグロ
　ニ短調 3/4
第14変奏：
　リステッソ・テンポ
　ヘ長調 3/4
第15変奏：
　ピウ・ヴィーヴォ・スケルツァンド
　ヘ長調 3/4
第16変奏：
　アレグレット
　変ロ短調 2/4
第17変奏：
　アレグレット
　変ロ短調 4/4(12/8)
第18変奏：
　アンダンテ・カンタービレ
　変ニ長調 3/4
第19変奏：
　ア・テンポ・ヴィヴァーチェ
　イ短調 4/4
第20変奏：
　ウン・ポコ・ピウ・ヴィーヴォ
　イ短調 4/4
第21変奏：
　ウン・ポコ・ピウ・ヴィーヴォ
　イ短調 4/4
第22変奏：
　ウン・ポコ・ピウ・ヴィーヴォ (アラ・ブレーベ)
　イ短調 (4/4)
第23変奏：
　リステッソ・テンポ
　イ短調 2/4
第24変奏：
　ア・テンポ・ウン・ポコ・メノ・モッソ
　イ短調〜イ長調