Sticky Fingers
April 23,1971 9th UK Album
April 30,1971 11the US Album
A1:Brown Sugar
A2:Sway
A3:Wild Horses
A4:Can’t You Hear Me Knocking
A5:You Gotta Move
B1:Bitch
B2:I Got the Blues
B3:Sister Morphine
B4:Dead Flowers
B5:Moonlight Mile
1971年4月に自分たちのレーベル最初のアルバム、
『Sticky Fingers』がリリースされる。
Mississippi Fred McDowell – You Gotta Move
この中で、
カヴァー『You Gotta Move』が初登場する。
この曲、
元々はアメリカで古くから伝わる黒人霊歌。
ミシシッピ・フレッド・マクダウェルが、
1965年にリリースしたアルバム『You Gotta Move』に入っている。
ストーンズはこのヴァージョンをベースにしているけど、
実際はもっと古い音源もある。
それが1948年に吹き込まれた、
トゥー・ゴスペル・キーズのもの。
まあどう考えてもストーンズのものは、
マクダウェルのものをカヴァーしている。
The Rolling Stones – You Gotta Move
マクダウェルのものは間違いなくカッコいいんだけど、
ストーンズのヴァージョンもかなり良い感じ。
この頃のカヴァーは、
カヴァーというより自分たちの曲を演っている感が大きくなっている。
この曲のカヴァーは、
他にもある。
『Get Yer Ya-Ya’s Out! The Rolling Stones in Concert』の
『40th anniversary deluxe box set』のやつ。
あとは、
1977年リリースの『Love You Live』だね。
他のカヴァー
やはり、
サム・クックのカヴァーは外せないでしょ。
1963年のアルバム、
『Night Beat』で登場する。
エアロスミス2004年リリースのカヴァー・アルバム、
『Honkin’ on Bobo』でも登場。
ここでは、
新たな歌詞が加えられている。
Yeah I was hangin’ with the Devil when we made a pact
Aerosmith You gotta move
I’m drinkin’ welfare whiskey smokin’ food stamp crack
It was one part sour… two parts sweet
Three parts strong… and four parts weak
I would rather sit on a pumpkin
And have it all to myself
Than to be crowded on a velvet cushion
I would rather sit on a pumpkin
and have it all to myself
than to be crowded on a velvet cushion
これって、
ヘンリー・デイヴィッド・ソローの言葉だったよね。
ビロードのクッションに大勢で座らされるよりも、
カボチャに座って独り占めした方がいい。
というわけで…
今回は、
ストーンズ1971年のアルバム『Sticky Fingers』で唯一のカヴァー曲。
元々は黒人霊歌で、
1948年にトゥー・ゴスペル・キーズが吹き込んだ『You Gotta Move』。
ストーンズがベースにしたのは、
ミシシッピ・フレッド・マクダウェルのもの。
他にはサム・クックと、
エアロスミスのカヴァーも一緒に。
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