リヒャルト・ストラウス：四つの最後の歌

50曲目は5枚のレコード

村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
50曲目はリヒャルト・ストラウス：四つの最後の歌。

四つの最後の歌とは、

の4曲。

R.シュトラウスの死後、
楽譜出版商の友人エルンスト・ロートによって決められたもの。

最初につくられたのは、
『夕映えの中で（Im Abendrot）』。

4曲ともR.シュトラウス死の前年、
84歳の時の作品だ。

最初の3つの曲は、
ヘルマン・ヘッセの詩に曲を付けたもの。

第4曲は、
ヨーゼフ・フォン・アイヒェンドルフの詩に曲を付けている。

初演は1950年、
キルステン・フラグスタートがソプラノ。

指揮はフルトヴェングラー、
フィルハーモニア管弦楽団の演奏だった。

ちなみにこの時の曲順は、
眠りにつくときに-9月-春-夕映えのなかで。

エリーザベト・シュヴァルツコップ

Elisabeth Schwarzkopf,
George Szell,
Cleveland Orchestra-
Richard Strauss:
Four Last Songs

1965年

ソプラノ：エリーザベト・シュヴァルツコップ
指揮：ジョージ・セル
演奏：クリーブランド管弦楽団

キリ・テ・カナワ

Kiri Te Kanawa,
Andrew Davis,
London Symphony Orchestra-
Richard Strauss:
Four Last Songs

1978年

ソプラノ：キリ・テ・カナワ
指揮：アンドリュー・デイヴィス
演奏：ロンドン交響楽団

リーザ・デラ・カーザ

Lisa Della Casa,
Karl Böhm,
Vienna Philharmonic Orchestra-
Richard Strauss:
Four Last Songs

1953年

ソプラノ：リーザ・デラ・カーザ
指揮：カール・ベーム
演奏：ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

アンネリーゼ・ローテンベルガー/アンドレ・プレヴィン

Anneliese Rothenberger,
André Previn,
London Symphony Orchestra-
Richard Strauss:
Four Last Songs

1974年

ソプラノ：アンネリーゼ・ローテンベルガー
指揮：アンドレ・プレヴィン
演奏：ロンドン交響楽団

グンドゥラ・ヤノヴィッツ/ヘルベルト・フォン・カラヤン

Gundula Janowitz,
Herbert von Karajan,
Berlin Philharmonic-
Richard Strauss:
Four Last Songs

1972年

ソプラノ：グンドゥラ・ヤノヴィッツ
指揮：ヘルベルト・フォン・カラヤン
演奏：ベルリン・フィルハーモニック

というわけで…

今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。

50曲目は、
リヒャルト・ストラウス：四つの最後の歌をお届けしました。

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