The Coasters – Poison Ivy
January 10, 1964 1st EP(UK) The Rolling Stones
A1:Bye Bye Johnny
(Chuck Berry)
A2:Money
(Berry Gordy/Janie Bradford)
B1:You Better Move On
(Arthur Alexander)
B2:Poison Ivy
(Jerry Leiber/Mike Stoller)
ストーンズの1stEP『The Rolling Stones』、
最後の4曲目は『Poison Ivy』。
オリジナルはザ・コースターズ、
1959年のシングル。
B面は、
『I’m a Hog for You』。
どちらもジェリー・リーバーと、
マイク・ストーラーのコンビの作品だね。
ストーラーが作曲、
リーバーが作詞。
ビッグ・ママ・ソーントンの唄う2人の作品『Hound Dog』が、
1953年にヒット。
更に1956年にはプレスリーが唄って、
世界的大ヒットとなる。
50年代後半は今回の曲を唄ったコースターズでヒット曲を量産、
アメリカンポップスの原型を形づくっていった。
そんな2人の『Poison Ivy』、
ポイズン・アイビーってツタウルシの一種。
触るとかぶれちゃうらしい、
要は毒性が強いんだね。
この歌はもちろん、
植物のことを唄っているわけではない。
可愛いけれど、
触れると危険な女の子のことだ。
ある病気の意味もあるみたいだけど、
そんな歌が結構ヒットしてしまうんだから面白い。
Billboard Hot 100で7位、
R&B chartではなんと1位なんだからちょっと驚く。
The Rolling Stones – Poison Ivy
ストーンズがそんなノヴェルティ・ソングを持ってくるんだから、
なかなかセレクトが面白い。
まあ普通に楽しく聴けるから、
別にそれはそれで良いんだけれど。
ストーンズは、
この曲を2回レコーディングしている。
1972年リリースの『More Hot Rocks (Big Hits & Fazed Cookies) 』、
2002年版のボーナス・トラックの方がEPと同じものでいわゆる『ヴァージョン2』。
もう1つは2枚目のシングル用に録音されていたもので、
こちらが『ヴァージョン1』になっている。
その他のカヴァー
この曲、
曲自体が悪くないからかカヴァーは随分と数がある。
そんなカヴァーから、
敢えてリンダ・マッカートニー1987年の録音。
リリースは彼女の死後1998年リリース、
コンピレーション・アルバム『Wide Prairie』から。
決して上手いわけではないけれど、
ポールのソロやウイングスのアルバムでお馴染みの声だし嫌いじゃあない。
あとマンフレッド・マン、
1965年のシングル『You Gave Me Somebody to Love』のB面。
♫ポイズーン・ア~イヴィーイのところのが、
段々とクセになっていく。
というわけで…
ストーンズの1stEP『The Rolling Stones』のカヴァー曲、
最後の4曲目の『Poison Ivy』。
ザ・コースターズ、
1959年のシングルがオリジナル。
ジェリー・リーバーと、
マイク・ストーラーのコンビの作品をオリジナルとストーンズのカヴァー。
それと、
リンダ・マッカートニーとマンフレッド・マンのヴァージョンで。
それにしても、
ザ・コースターズっていわゆるノヴェルティ・ソングばかりだな。
でも、
これがどれもなかなか良いんだ。
その多くの曲が、
リーバー=ストーラーの作品なんだよね。
機会があったら、
是非1度くらいは聴いておいても良いかも。
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