- The Beatles: Komm, Gib Mir Deine Hand
- Recording
- Covers
- F.S.K.: Komm gib mir deine Hand
- Silke Gonska, Frieder Bergner
- The Punkles: Komm, Gib Mir Deine Hand
- Die Singphoniker: Komm, Gib Mir Deine Hand
- (((S))): Komm, Gib Mir Deine Hand
- おまけ (((S))): The Deutsch EP
- Komm, Gib Mir Deine Hand 関連 Playlist
- ビートルズをカヴァーした他の曲はこちら
- ビートルズをカヴァーしたベスト・トラック A – Z
The Beatles: Komm, Gib Mir Deine Hand
Written by: Lennon-McCartney
Recorded: 17 October 1963, 29 January 1964
Producer: George Martin
Engineer: Norman Smith
Released(Germany): 4 February 1964 Single
Personnel:
John Lennon –
vocals, rhythm guitar, handclaps
Paul McCartney –
vocals, bass, handclaps
George Harrison –
vocals, lead guitar, handclaps
Ringo Starr –
drums, handclaps
既に出てきた、
『I Want to Hold Your Hand』のドイツ語版
ドイツ語で唄われた『I Want to Hold Your Hand』は、
同じくドイツ語の『Sie liebt dich(She Loves You)』をB面にA面でシングル・リリース。
Track | Title | Written by |
A | Komm, Gib Mir Deine Hand | Lennon, McCartney, Nicolas, Hellmer |
B | Sie liebt dich | Lennon, McCartney, Nicolas, Montague |
もちろんリリースされたのはドイツなわけで、
チャートではA面1位 / B面7位となる。
EMI の西ドイツ支社エレクトロラ社は、
ブライアン・エプスタインとジョージ・マーティンにドイツ語でなければ売れないと説得。
ビートルズに伝えると、
彼らは笑って『そんなのまったくのナンセンスだ』という反応。
それでも『ドイツでレコードを売りたいならそうするしかない』と説得され、
渋々吹き込んだらしい。
As if forty-odd shows weren’t enough,
―Paul McCartney Many Years From Now, Barry Miles
Brian would also arrange all these other duties,
like writing and recording sessions.
While we were in Paris,
we ended up re-recording ‘I Want To Hold Your Hand’
and ‘She Loves You’ in German:
‘Komm, Gib Mir Deine Hand’
and ‘Sie Liebt Dich’ by Die Beatles.
Our producer,
George Martin,
came over for the recording at the Pathé Marconi studio,
and at the same time we put down the basic tracks for ‘Can’t Buy Me Love’.
40回以上のショーだけじゃあ足りないかのように
ブライアンは作曲やレコーディング・セッションなど
他のすべての仕事も手配した
パリ滞在中に ‘I Want To Hold Your Hand’ と ‘She Loves You’ をドイツ語で再録音したんだ
‘Komm, Gib Mir Deine Hand ‘ と ‘Sie Liebt Dich ‘ はビートルズの曲
プロデューサーのジョージ・マーティンが
パテ・マルコーニ・スタジオでのレコーディングに来てくれて
同時に ‘Can’t Buy Me Love‘ のベーシック・トラックを吹き込んだよ
Recording
1964/1/29、
フランス・パリのEMIパテ・マルコーニ・スタジオ。
約束の時間になっても、
4人はスタジオに行かずにホテルに居たまま。
最終的には、
ジョージ・マーティンがホテルに乗り込んでスタジオに引っ張っていった。
We waited an hour before I telephoned their suite at the George V hotel.
―George Martin The Complete Beatles Recording Sessions, Mark Lewisohn
Neil Aspinall answered,
‘They’re in bed,
they’ve decided not to go to the studio.’
I went crazy
– it was the first time they had refused to do anything for me.
‘You tell them they’ve got to come,
otherwise I shall be so angry it isn’t true!
I’m coming over right now.’
So the German and I jumped into a taxi,
we got to the hotel and I barged into their suite,
to be met by this incredible sight,
right out of the Mad Hatter’s tea party.
Jane Asher – Paul girlfriend – with her long red hair,
was pouring tea from a china pot,
and the others were sitting around her like March Hares.
They took one look at me and exploded,
like in a school room when the headmaster enters.
Some dived onto the sofa and hid behind curtains.
‘You are b******s!’ I screamed,
to which they responded with impish little grins and roguish apologies.
Within minutes we were on our way to the studio.
They were right, actually.
It wasn’t necessary for them to record in German,
but they weren’t graceless,
they did a good job.
1時間待ってから私はジョージサンクホテルの彼らのスイートに電話しました
ニール・アスピノールは ’彼らは寝ていて
スタジオには行かないことに決めた’ と答えました
私は気が狂いそうになりました
彼らが私のために何もしてくれなかったのは初めてだったのです
’ 彼らに来るように言ってください
でないととても怒るでしょう!
今すぐそちらへ行きます’
それでドイツ人と私はタクシーに飛び乗り
ホテルに着いて彼らのスイートに飛び込みました
そこで私はマッド・ハッターのティー・パーティーさながらの
信じられない光景に出くわしました
ポールのガール・フレンドであるジェーン・アッシャーは長い赤毛で
陶器のポットからお茶を注いでいて
他のメンバーは三月うさぎのように彼女の周りに座っていました
彼らは私を一目見て飛び散った
校長が教室に入ってきた時のように
何人かはソファに飛び乗ってカーテンの後ろに隠れた
’ お前らはクソ野郎だ!’ 私が叫ぶと
彼らはいたずらっぽく微笑んで悪戯っぽく謝った
数分以内に私たちはスタジオに向かった
実際に彼らは正しかった
ドイツ語で録音する必要はなかったが
彼らは礼儀知らずではなく
いい仕事をした。
先ず『Komm, Gib Mir Deine Hand』の方は、
オリジナルの4トラック・テープを2トラックにミックス・ダウン。
これに、
ドイツ語のヴォーカルを再録音。
11テイク吹き込んで、
最も良かったテイク5と手拍子のオーバー・ダブをしたテイク7を編集して完成。
その後『Sie Liebt Dich』の方はバック・トラックは既に破棄されていたので、
ゼロから吹き込むことに。
13テイク吹き込んで、
1テイクでヴォーカルをオーバー・ダブして完成。
時間が余ったので、
次のシングルとなる『Can’t Buy Me Love』をこの日は更に吹き込んでいる。
Covers
ドイツ語の『I Want to Hold Your Hand』、
どうも昔から違和感。
ドイツ語でのカヴァーで良いものがあるのか?
と思ったら数こそ少ないけどいくつかあった。
F.S.K.: Komm gib mir deine Hand
フライウィリーゲ・ゼルプストコントロール(F.S.K.)2011年のコンピ・アルバム、
『Freiwillige Selbstkontrolle Ist Ein Mode & Verzweiflung Produkt』収録。
元々は、
1989年の『Double Peel Sessions』に収録されていたもの。
このアルバムでは、
他にも『Girl』に『Birthday』に『Don’t Pass Me By』をカヴァーしている。
Silke Gonska, Frieder Bergner
ジルケ・ゴンスカ & フリーダー・W・ベルグナー、
2011年のアルバム『Revolution!(Jazzin’The Beatles)』収録。
以前に、
1度出てきている。
何とも、
妙に引っ掛かりのあるカヴァー。
The Punkles: Komm, Gib Mir Deine Hand
ザ・パンクルズ、
2003年『Beat The Punkles!』収録。
これも、
以前に出てきている。
要は、
パンク・ヴァージョン。
Die Singphoniker: Komm, Gib Mir Deine Hand
ディ・ジングフォニカー、
1998年の『Singphonic Serenade』収録。
イントロのピアノの伴奏、
これが結構良くてこれだけでも価値がある。
(((S))): Komm, Gib Mir Deine Hand
(((S)))ことニルス・ラッセン、
2010年『The Deutsch EP』収録。
ドイツ語だけではなくて、
英語で唄っているヴァージョンもある。
シングルのB面だった『Sie Liebt Dich』も、
一緒に収録。
おまけ (((S))): The Deutsch EP
あとビートルズ以外のカヴァーも、
ドイツ語版と英語版が収録されているので一緒に聴いておこう。
Ganz allein(In The Room)
オリジナルは、
ビーチ・ボーイズ1963年のシングル。
書いたのは、
ブライアン・ウィルソンとゲイリー・アッシャー。
ウィルソンとマイク・ラヴが書いた『Be True to Your School』をA面に、
B面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Be True to Your School | Brian Wilson |
B | In The Room | Brian Wilson, Gary Usher |
この曲はドイツ語でも吹き込まれていて、
1983年のコンピ・アルバム『Rarities』に収録されている。
Helden(Heroes)
デヴィッド・ボウイ、
1977年のシングル。
書いたのは、
ボウイとブライアン・イーノ。
ボウイが書いたインストメンタル『V-2 Schneider』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Heroes | David Bowie, Brian Eno |
B | V-2 Schneider | David Bowie |
曲のタイトルはボウイとイーノが敬愛するドイツのクラウトロック・バンド、
ノイ!の1975年のアルバム『Neu! ’75』収録の『Hero』にちなんでいる。
これもドイツ語版があって、
シングルでリリースされている。
Komm, Gib Mir Deine Hand 関連 Playlist
最後に、
Komm, Gib Mir Deine Hand 関連 Playlist。
23曲、
1時間11分。
01 The Beatles: Komm, Gib Mir Deine Hand
02 The Beatles: Sie Liebt Dich
03 The Beatles: Can’t Buy Me Love
04 F.S.K.: Komm, Gib Mir Deine Hand
05 Silke Gonska, Frieder Bergner: Komm, Gib Mir Deine Hand
06 The Punkles: Komm, Gib Mir Deine Hand
07 Die Singphoniker
08 (((S))): Komm, Gib Mir Deine Hand
09 The Beatles: I Want to Hold Your Hand
10 (((S))): I Want to Hold Your Hand
11 (((S))): Sie Liebt Dich
12 The Beatles: She Loves You
13 (((S))): She Loves You
14 (((S))): Ganz allein
15 The Beach Boys: In My Room
16 The Beach Boys: Be True To School
17 (((S))): In My Room
18 (((S))): Helden
19 David Bowie: Heroes
20 David Bowie: V-2 Schneider
21 NEU!: Hero
22 David Bowie: Helden
23 (((S))): Heroes
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