Happy Xmas (War Is Over)
1980年12月8日、
ジョン・レノンが亡くなった日。
日本時間では、
時差があるから12月9日午後1時15分のことだ。
40年以上昔々の出来事だけれど、
ラジオからこの『Happy Xmas (War Is Over)』が流れてきた時のことは未だに覚えている。
周りの近しい人ではない人間が亡くなって泣いたことは、
後にも先にもこの時だけだと思う。
『Happy Christmas Kyoko』、
『Happy Christmas Julian』で始まるこの曲がリリースされたのは1971年。
WAR IS OVER!
If You Want It
Happy Christmas from John & Yoko”
1969年12月、
ニューヨークのタイムズスクエアなど世界の主要都市に『WAR IS OVER!IF YOU WANT IT』の巨大看板が出現してから2年後のことだ。
War is over
John & Yoko & The Plastic Ono Band With The Harlem Community Choir – Happy Xmas (War Is Over)
If you want it
War is over now
戦争はおわるよ
もし本当に望むのだったら
戦争は終わるよ今すぐにでも
邦題は、
『ハッピー・クリスマス(戦争は終った)』になっている。
もちろんこの頃はベトナム戦争真っただ中だったわけで、
戦争は終わってなんかいなかった。
だから『IF YOU WANT IT』になるわけだけど、
今も変わらずいくら望んだところで一向に世界の平和は訪れやしない。
いや、
終わることを望まない人々がきっといるのだろう。
その目は、
きっと個人には向いていない。
もっと大きいと勘違いしている国だったり、
自分の世界だったり…。
そう言う意味でこの曲は、
ジョンの死と未だにテロや戦争の絶えないこの世界と相まってボクにはまるで絶望の歌のように聴こえる時がある。
それでもクリスマスの時期ではなくても聴きたくなることもあるし、
クリスマスの時期には必ずどこかで流れているから嫌でも聴くことになる。
そんなわけでこの曲を聴くことはある意味苦痛でもあり、
それでもやはり聴かずにはいられない曲なのだ。
というわけで…
今回のクリスマス・ソングは、
『Happy Xmas (War Is Over) 』。
ジョン&ヨーコ&ザ・プラスティック・オノ・バンド・ウィズ・ザ・ハーレム・コミュニティ・クワイアで、
お届けしました。
そういえば、
2020年の今頃のことだ。
『DOUBLE FANTASY John & Yoko』展覧会のコンテンツをモチーフとして、
『WAR IS OVER!』AR巨大ビルボートが都内の何か所かに設置されていた。
SoVeCとKDDIによる国内初の空間認識技術(VPS)を活用した
日常空間にARを表示させるアプリ『XR CHANNEL』。
そのアプリによる『ARアートコンテンツ』で、
アプリをダウンロードしたスマートフォンで撮影すると『WAR IS OVER!』巨大ビルボードが出現するというものだった。
取り敢えずGinza Sony Park (銀座ソニーパーク)で、
撮影した写真を載せておく。
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