The Beatles: Flying
イギリスでは1967年12月8日リリースの2枚組EP、
アメリカでは1967年11月27日にLPでリリースの『Magical Mystery Tour』収録。
クレジットは、
4人の共作になっている。
ビートルズの公式発表曲の中では、
唯一のインストゥルメンタル・ナンバー。
‘Flying’ was an instrumental that we needed for Magical Mystery Tour
―Paul McCartney Many Years From Now, Barry Miles
so in the studio one night I suggested to the guys that we made something up.
I said, ‘We can keep it very very simple, we can make it a twelve-bar blues.
We need a little bit of a theme and a little bit of a backing.’
I wrote the melody.
‘Flying’ はマジカル・ミステリー・ツアーにインストゥルメンタルの曲が必要になって
ある晩にスタジオに集まってみんなに何か作ろうかと提案した
ちょっとしたテーマとバッキング・パターンは要るけど
基本はすごくシンプルな12小節のブルースを作ろうってね
だから簡単な旋律を書いたんだ
The Beatles: Cry For A Shadow
ビートルズのインストメンタルは他にもあって、
その1曲がデビュー前の『Cry For A Shadow』。
書いたのは、
ジョンとジョージ。
吹き込まれたのは、
1961年。
ビートルズが有名になる前は『Beatle Bop』というタイトルで、
有名になってからの1964年にシングルでリリースされている。
この時はザ・ビートルズ・アンド・シドニー・シェルダン名義の『Why』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Cry For A Shadow | Harrison, Lennon |
B | Why (Can’t You Love Me Again) | Crompton, Sheridan |
その後、
1995年の『The Beatles Anthology 1』に収録。
12-Bar Original
もう1曲のインストメンタルは、
1965年に吹き込まれた『12-Bar Original』。
リリースされたのは、
1996年の『The Beatles Anthology 2』。
四人囃子: Flying
四人囃子、
1976年のアルバム『ゴールデン・ピクニックス』収録。
フルートに、
浜口茂外也をゲストに迎えている。
テンポを遅くして、
浮遊感がさらに増している。
The Residents: Flying
レジデンツ、
1976年のアルバム『The Third Reich ‘n Roll』の2018年版に収録。
なかなか不思議面白くて、
こういうアプローチは嫌いじゃあない。
1977年にシングルでもリリースされていて、
ビートルズの曲を細切れにして再構成した『Beyond the Valley of a Day in the Life』のB面。
Track | Title | Written by |
A | Beyond the Valley of a Day in the Life | The Residents |
B | Flying | The Beatles |
ちなみにこのアルバムには、
ストーンズ1965年のシングル『Satisfaction』も同じく2018年版に収録されていてこれもまた面白い。
Track | Title | Written by |
A | (I Can’t Get No) Satisfaction | Jagger, Richard |
B | The Spider And The Fly | Nanker, Phelge |
Shockabilly: Flying
ショッカビリー、
1984年のアルバム『Vietnam』に収録。
これもまた、
不思議な感じの面白いカヴァーになっている。
Shockabilly: Vietnam
このアルバムには、
何曲かカヴァーが入っている。
せっかくなので、
それらも一緒に聴いておきたい。
Born On The Bayou
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル、
1969年にリリースした2ndアルバム『Bayou Country』収録。
シングルでは、
A面『Proud Mary』のB面でリリースされている。
Track | Title | Written by |
A | Proud Mary | J. C. Fogerty |
B | Born On The Bayou | J. C. Fogerty |
I Don’t Wanna Go To Vietnam
ジョン・リー・フッカー、
1969年のアルバム『Simply The Truth』収録。
シングルでは、
同じアルバム収録の『Mean, Mean Woman』をA面にB面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Mean, Mean Woman | John Lee Hooker |
B | I Don’t Wanna Go To Vietnam | John Lee Hooker |
Georgia in a Jug
ジョニー・ペイチェック、
1977年のアルバム『Take This Job and Shove It』収録。
こういう曲を取り上げていることが、
やはり面白い。
Lucifer Sam
ピンク・フロイド、
1967年のアルバム『The Piper at the Gates of Dawn』収録。
殆どこのアルバムの曲は、
まだシド・バレットだけどこれもそう。
カヴァーは、
想像通りの感じ。
Signed D.C.
ラヴ、
1966年の『Love』収録。
曲を書いたのは、
アーサー・リー。
このカヴァーは、
意外と普通なんだけどそれで良いのだ。
Flying 関連 Playlist
最後に、
Flying 関連 Playlist。
22曲、
1時間17分。
01 The Beatles: Flying
02 The Beatles: Cry For A Shadow
03 The Beatles: 12-Bar Original
04 四人囃子: Flying
05 The Residents: Flying
06 The Residents: Beyond the Valley of a Day in the Life
07 The Residents: Satisfaction
08 The Rolling Stones: (I Can’t Get No) Satisfaction
09 The Rolling Stones: The Spider And The Fly
10 Shockabilly: Flying
11 Shockabilly: Born On The Bayou
12 Creedence Clearwater Revival: Born On The Bayou
13 Creedence Clearwater Revival: Proud Mary
14 Shockabilly: Vietnam
15 John Lee Hooker: I Don’t Wanna Go To Vietnam
16 John Lee Hooker: Mean, Mean Woman
17 Shockabilly: Georgia in a Jug
18 Johnny Paycheck: Georgia in a Jug
19 Shockabilly: Lucifer Sam
20 Pink Floyd: Lucifer Sam
21 Shockabilly: Signed D.C.
22 Love: Signed D.C.
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