68曲目は4枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
68曲目はJ.S・バッハ:二台の鍵盤楽器のための協奏曲第2番 ハ長調 BWV1061。
バッハの『二台の鍵盤楽器のための協奏曲』は、
いわゆる『チェンバロ協奏曲』。
ピアノで演奏される場合は、
当然『ピアノ協奏曲』となる。
演奏会用に作曲されたもので、
1台用から4台用まである。
【1台用】
チェンバロ協奏曲第1番 ニ短調 BWV1052
チェンバロ協奏曲第2番 ホ長調 BWV1053
チェンバロ協奏曲第3番 ニ長調 BWV1054
チェンバロ協奏曲第4番 イ長調 BWV1055
チェンバロ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV1056
チェンバロ協奏曲第6番 ヘ長調 BWV1057
チェンバロ協奏曲第7番 ト短調 BWV1058
チェンバロ協奏曲第8番 ニ短調 BWV1059
【2台用】
第1番 ハ短調 BWV1060
第2番 ハ長調 BWV1061
第3番 ハ短調 BWV1062
【3台用】
第1番 ニ短調 BWV1063
第2番 ハ長調 BWV1064
【4台用】
協奏曲イ短調 BWV1065
これらの多くは、
他に原曲があってバッハが編曲したもの。
この第2番は、
バッハの作品かどうかはわかっていない。
ただ、
散逸したオーボエとヴァイオリンのための協奏曲が原曲みたいだ。
曲の構成
この曲は、
3つの楽章から成る。
第1楽章
アレグロ
ハ短調
第2楽章
アダージョまたはラルゴ
変ホ長調
第3楽章
アレグロ・アッサイ
ハ短調
カール・リヒター/エデュアルド・ミューラー
Karl Richter,
Eduard Müller,
Bachwoche Ansbach Festival Orchestra-
J.S Bach:
Concerto for two harpsichords
in C minor,
BWV1060
1955年
チェンバロ:カール・リヒター
エデュアルド・ミューラー
指揮:カール・リヒター
演奏:アンスバッハ・バッハ週間管弦楽団
音は見つからず。
ロベール・ヴェイロン=ラクロア/ベッケン・スタイナー
Robert Veyron-Lacroix,
Anne-Marie Beckensteiner,
Jean-François Paillard,
Orchestre de chambre Jean-François Paillard-
J.S Bach:
Concerto for two harpsichords
in C minor,
BWV1060
1968年
チェンバロ:ロベール・ヴェイロン=ラクロア
ベッケン・スタイナー
指揮:ジャン=フランソワ・パイヤール
演奏:パイヤール室内管弦楽団
クララ・ハスキル/ゲザ・アンダ
Clara Haskil,
Géza Anda,
Alceo Galliera,
Philharmonia Orchestra-
J.S Bach:
Concerto C Major
For Two Pianos
1956年
ピアノ:クララ・ハスキル
ゲザ・アンダ
指揮:アルチェオ・ガリエラ
演奏:フィルハーモニア管弦楽団
ミシェル・ベロフ/ジャン=フィリップ・コラール
Michel Béroff,
Jean-Philippe Collard,
Jean-Pierre Wallez,
Ensemble orchestral de Paris-
J.S Bach:
Concerto C Major
For Two Pianos
1982年
ピアノ:ミシェル・ベロフ
ジャン=フィリップ・コラール
指揮:ジャン=ピエール・ヴァレーズ
演奏:アンサンブル・オルケストラル・ドゥ・パリ
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
68曲目は、
J.S・バッハ:二台の鍵盤楽器のための協奏曲第2番 ハ長調 BWV1061をお届けしました。
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