74曲目は5枚のレコード
村上春樹『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音たち、
74曲目はブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83。
ブラームスはこの2番と、
1854年から57年に書かれたピアノ協奏曲第1番ニ短調作品15の2つのピアノ協奏曲がある。
2番の方は、
1番が書かれてから20年以上経って書かれている。
1878年に初めてのイタリア旅行に影響されて作曲が始まり、
1881年の2回目のイタリア旅行から帰国後一気に書き上げたようだ。
曲の構成
この曲は、
4つの楽章から成る。
第1楽章
Allegro non troppo
変ロ長調
4/4拍子
ソナタ形式
第2楽章
Allegro appassionato
ニ短調
3/4拍子のスケルツォ
複合三部形式
第3楽章
Andante
変ロ長調
6/4拍子
複合三部形式
第4楽章
Allegretto grazioso-
un poco piu presto
変ロ長
2/4拍子
ロンド形式
ルドルフ・ゼルキン/ユージン・オーマンディ
Rudolf Serkin,
Eugene Ormandy,
Philadelphia Orchestra-
Brahms:
Piano Concerto No.2
in B♭major,
Op.83
1956年
ピアノ:ルドルフ・ゼルキン
指揮:ユージン・オーマンディ
演奏:フィラデルフィア管弦楽団
ルドルフ・ゼルキン/ジョージ・セル
Rudolf Serkin,
George Szell,
Cleveland Orchestra-
Brahms:
Piano Concerto No.2
in B♭major,
Op.83
1966年
ピアノ:ルドルフ・ゼルキン
指揮:ジョージ・セル
演奏:クリーヴランド管弦楽団
アルトゥール・ルービンシュタイン/シャルル・ミュンシュ
Arthur Rubinstein,
Charles Munch,
Boston Symphony Orchestra-
Brahms:
Piano Concerto No.2
in B♭major,
Op.83
1953年
ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン
指揮:シャルル・ミュンシュ
演奏:ボストン交響楽団
アルトゥール・ルービンシュタイン/ヨゼフ・クリップス
Arthur Rubinstein,
Josef Alois Krips,
RCA Victor Symphony Orchestra
Brahms:
Piano Concerto No.2
in B♭major,
Op.83
1959年
ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン
指揮:ヨゼフ・クリップス
演奏:RCA ビクター交響楽団
アルトゥール・ルービンシュタイン/ユージン・オーマンディ
Arthur Rubinstein,
Eugene Ormandy,
Philadelphia Orchestra-
Brahms:
Piano Concerto No.2
in B♭major,
Op.83
1971年
ピアノ:アルトゥール・ルービンシュタイン
指揮:ユージン・オーマンディ
演奏:フィラデルフィア管弦楽団
というわけで…
今回の村上春樹、
『古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽。
74曲目は、
ブラームス:ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 作品83をお届けしました。
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