Béla Bartók : Violin Concerto No.2,Sz.112
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
62)はバルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番。
曲の構成
この曲は、
3つの楽章で構成されている。
第1楽章 アレグロ・ノン・トロッポ
第2楽章 アンダンテ・トランクィロ
第3楽章 アレグロ・モルト
バルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番 6枚のレコード
ここでは、
6枚のレコードが紹介されている。
・ユーディー・メニューイン(Yehudi Menuhin)
/アンタル・ドラティ(Antal Doráti)
/ミネアポリス交響楽団(Minneapolis Symphony Orchestra)1957年
・アイザック・スターン(Isaac Stern)
/レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)
/ニューヨーク・フィルハーモニック(New York Philharmonic)1958年
・ガライ・ジェルジ(Garay György)
/ヘルベルト・ケーゲル(Herbert Kegel)
/ライプツィヒ放送交響楽団(Leipzig Radio Symphony Orchestra)1962年
・藤原浜雄
/ルネ・デフォセ(René Defossez)
/ベルギー放送交響楽団(Belgian Radio Symphony Orchestra)1972年
・ピンカス・ズーカーマン(Pinchas Zukerman)
/ズービン・メータ(Zubin Mehta)
/ロスアンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
・石川静
/ズデニェク・コシュラ―(Zdeněk Košler)
/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ユーディー・メニューイン/アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団
1枚目は、
ユーディー・メニューインのヴァイオリン。
アンタル・ドラティ指揮、
ミネアポリス交響楽団。
アイザック・スターン/レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィルハーモニック
2枚目は、
アイザック・スターンのヴァイオリン。
レナード・バーンスタイン指揮、
ニューヨーク・フィルハーモニック。
ガライ・ジェルジ/ヘルベルト・ケーゲル/ライプツィヒ放送交響楽団
3枚目は、
ガライ・ジェルジのヴァイオリン。
ヘルベルト・ケーゲル指揮、
ライプツィヒ放送交響楽団。
残念ながら、
音は見つからず。
藤原浜雄/ルネ・デフォセ/ベルギー放送交響楽団
4枚目は、
藤原浜雄のヴァイオリン。
ルネ・デフォセ指揮、
ベルギー放送交響楽団。
残念ながら、
音は見つからず。
ピンカス・ズーカーマン/ズービン・メータ/ロスアンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団
5枚目は、
ピンカス・ズーカーマンのヴァイオリン。
ズービン・メータ指揮、
ロスアンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団。
残念ながら、
音は見つからず。
石川静/ズデニェク・コシュラ―/チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
6枚目は、
石川静のヴァイオリン。
ズデニェク・コシュラ―指揮、
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団。
おまけ
さて、
今回はバルトーク ヴァイオリン協奏曲第2番。
ハンガリー人ヴァイオリニスト、
ゾルターン・セーケイの依頼で1937-8年に書かれ彼に献呈されている。
生前はこの曲がバルトーク唯一のヴァイオリン協奏曲と思われていたが、
死後にヴァイオリン協奏曲 第1番 BB 48aが発見されている。
こちらは1907-8年に作曲されていて、
ハンガリーの女性ヴァイオリニストのシュテフィ・ゲイエルに献呈されている。
ただ彼女は楽譜を封印してしまったので世に出ることはなく、
1956年になってやっと出版され初演されている。
なのでこちらの方が早い作曲なので1番になり、
この曲が第2番となったわけだ。
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