ビートルズがカヴァーした『Bad Boy』
さて、
ビートルズがカヴァーした曲。
今回はUKの公式コンピレーション・アルバム、
1966年の『A Collection Of Beatles Oldies』から。
当時、
英国では未発表曲だった曲。
Bad Boy
アメリカのキャピトル・レコードから、
新曲の提出を要求されたビートルズ。
1965年にEMIスタジオセッションを行い、
2曲をレコーディング。
翌日には、
テープがキャピタルに送られている。
この時、
ビートルズには新曲の準備がなかったのでお得意のカヴァーで済ませている。
そのうちの1曲が既に出てきている『Dizzy, Miss Lizzy』で、
アルバム『Help!』に収録。
そして、
もう1曲がこの『Bad Boy』。
USでは『Beatles VI』に収録されたけれど、
UKでは『A Collection Of Beatles Oldies』に収録されたわけだね。
ある意味やっつけ的なお仕事って感じだけれど、
それでもそのクオリティの高さはさすがに素晴らしいものがある。
Larry Williams – Bad Boy
A bad little boy moved into the neighborhood
Larry Williams – Bad Boy
He won’t do nothin’ right just a-sittin’ got to look so good
He don’t wanna go to school and learn to read and write
Just sits around the house and plays that rock n’ roll music all night
悪ガキが隣に引っ越してきやがったんだ
奴は褒められるようなことは何もせずカッコつけて座っているだけ
学校には行かないし勉強する気もない
家でダラダラ過ごしてロックンロールを一晩中掛けてやがるんだ…
ラリー・ウィリアムズ、
1958年のシングル。
残念ながら、
チャート・インすることはなかった。
歌詞はさて置き、
良い曲なんだけれどね。
『Now junior, behave yourself!』
ってところはこの曲を印象的なものにしている。
The Beatles – Bad Boy
ビートルズのカヴァーは、
ジョンがヴォーカル。
アレンジも良いし、
ジョンのヴォーカルはこういう曲にハマっている。
だからこちらを先に聴いちゃうと、
オリジナルの方は随分と軽い感じに聴こえてしまうのだ。
その他のカヴァー
惹かれるものは、
特にない。
って言うか、
カヴァーそのものが少ない。
というわけで…
今回ビートルズがカヴァーした曲は、
UK公式オリジナル・アルバムには入っていない曲。
コンピ・アルバム、
1966年の『A Collection Of Beatles Oldies』に収められた曲。
Bad Boy
オリジナルは、
ラリー・ウィリアムズ。
そのオリジナルと、
ビートルズがカヴァーしたものをお届けしました。
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