All I’ve Got To Do

The Beatles: All I’ve Got To Do

1963年11月22日リリース、
ビートルズ英国でのオリジナル・セカンド・アルバム『With the Beatles』の収録曲。

このアルバムはUK Albums Chartではもちろん1位、
21週間チャートのトップに留まった。

そのまえは、
やはりビートルズの『Please Please Me』が30週連続で1位。

要するに51週間、
ビートルズは1位に居座ったことになるんだからスゴイ。

それでこの『All I’ve Got To Do』は、
実質ジョンの曲。

ポールのベースの和音弾きが、
初めて登場した曲でもある。

That’s me trying to do Smokey Robinson again.

―John Lennon　All We Are Saying, David Sheff

またスモーキー・ロビンソンみたいな曲を作ろうとしたんだ

ということらしい。

The Miracles: You’ve Really Got a Hold on Me

ちなみにこのアルバムにはそのロビンソンが書いた、
ミラクルズのヒット曲『You’ve Really Got a Hold on Me』のカヴァーも入っている。

ロビンソンとロナルド・ホワイトが書いた『Happy Landing』と共に、
1962年にリリースされている。

そしてBillboard Hot 100では8位、
Billboard Hot R&B Sidesでは1位。

Track	Title	Written by
A	You’ve Really Got a Hold on Me	Wm. Robinson
B	Happy Landing	Wm. Robinson, R. White

Sam Cooke: Bring It On Home to Me

もうちょっと深堀するとこの『You’ve Really Got a Hold on Me』に影響を与えた曲が、
サム・クック1962年の『Bring It On Home to Me』。

この曲はクックが書いた『Having a Party』と共に、
リリースされている。

Track	Title	Written by
A	I Want to Go Home	C. Brown, A. Milburn
B	Having a Party	Huey Smith

Billboard Hot 100で13位、
Billboard Hot R&B Sidesでは2位。

Charles Brown And Amos Milburn: I Want To Go Home

更に掘り下げるとこの『Bring It On Home to Me』自体も、
元々の曲がある。

チャールズ・ブラウンとエイモス・ミルバーンが書いた、
1959年のシングル『I Want to Go Home』の大幅リメイクもの。

このシングルは、
ヒューイ・”ピアノ”・スミスが書いた『Educated Fool』と共にリリースされている。

Track	Title	Written by
A	Bring It On Home to Me	Sam Cooke
B	Educated Fool	Sam Cooke

Peter Lipa: All I’ve Got To Do

さて少し違う方向にいっちゃったけど、
今回は『All I’ve Got To Do』のカヴァー。

意外にというかやっぱりなという感じで、
そんなにコレというカヴァーがない。

そもそも1960年代は、
殆どカヴァーされていない。

そんな中で、
これなんか結構面白い。

スロバキア・ジャズの父と呼ばれている、
ピーター・リパがこの曲をカヴァーしている。

2003年リリース、
ビートルズのカヴァー・アルバム『Beatles in Blue(s)』の収録曲。

想像できる限り最も変わった演奏を作ろうとしたアルバムらしいんだけど、
まあ確かにアプローチが違っていて面白い。

これは、
他のカヴァーも全部聴いておきたい。

Louise Goffin: All I’ve Got To Do

あのキャロル・キングとジェリー・ゴフィンの娘、
ルイーズ・ゴフィンがこの曲をカヴァーしている。

1979年、
デヴュー・アルバム『Kid Blue』の収録曲。

リパのクセの強いカヴァーとは打って変わって、
インパクトも何もないものだけどコレはこれで悪くない。

Susanna Hoffs: All I’ve Got To Do

同じような感じでインパクトはないけど、
これはこれでありというのがスザンナ･ホフスのカヴァー。

ホフスは、
バングルズのメンバーで有名なのかな？

2012年、
カヴァー曲を3曲収録したEP『From Me to You』の中の1曲。

Susanna Hoffs: Sally Go ‘Round the Roses

他のカヴァー曲の1曲は、
ザ・ジェイネッツ1963年の『Sally Go ‘Round the Roses』。

書いたのは、
ロナ・スティーブンスとゼル・サンダース。

B面『Instrumental Background To Sally, Go ‘Round The Roses』と共に、
A面でリリースされている。

Track	Title	Written by
A	Sally Go ‘Round the Roses	Z. Sanders, L. Stevens
B	Instrumental Background To Sally, Go ‘Round The Roses	Z. Sanders, L. Stevens

Susanna Hoffs: This Will Be Our Year

もう1曲は、
ゾンビーズ1968年の『This Will Be Our Year』。

UK、
2作目のオリジナル・アルバム『Odessey and Oracle』の収録曲。

書いたのは、
クリス・ホワイト。

アメリカではシングルでリリースされていて、
やはりホワイトが書いたA面『Butcher’s Tale (Western Front 1914)』のB面でリリース。

Track	Title	Written by
A	Butcher’s Tale (Western Front 1914)	Z. Sanders, L. Stevens
B	This Will Be Our Year	Z. Sanders, L. Stevens

All I’ve Got To Do 関連 Playlist

最後に、
All I’ve Got To Do 関連 Playlistを。

46曲、
2時間27分。

ビートルズをカヴァーした他の曲はこちら

ビートルズをカヴァーした曲

The Beatles Cover Songs

5thworld.izakayahopping.com

ビートルズをカヴァーしたベスト・トラック A – Z

The Best Beatles Covers Title begins with "A-Z（still in progress）"

ビートルズの曲（オリジナルもカヴァーも公式213曲）をカヴァーしたベスト・トラック"A-Z"。日々追加されている進化系プレイリスト。タイトルをクリックするとその曲の記事に。アーティストをクリックするとカヴァーしているアーティストの記事に。

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