Mistress For Christmas
AC/DC1990年のアルバム、
『The Razors Edge』に入っている『Mistress For Christmas』。
このアルバムはドラムのクリス・スレイドが在籍していた時の、
唯一のスタジオ・アルバム。
クリス・レイドは、
ジミー・ペイジやポール・ロジャースやトニー・フランクリンと組んだザ・ファームの解散後にやって来た。
でも、
しばらくして脱退することになる。
なにしろその後、
フィル・ラッドが戻って来たからね。
プロデューサーには、
ブルース・フェアバーンを起用している。
エアロスミスの『Permanent Vacation』とか、
ボン・ジョビの『Slippery When Wet』をプロデュースして大ヒットさせた人だね。
曲は、
アンガス・ヤングとマルコム・ヤング。
この歌について、
アンガスはこんなことを言っている。
I think the funniest song on this album is ‘Mistress For Christmas.
Angus Young
That song’s about Donald Trump.
He was big news at the time,
so we thought we’d have a bit of fun and humor with it.
このアルバムの中で一番面白い歌は『Mistress For Christmas』だよ
あの歌はドナルド・トランプについてのなんだ
当時彼はビッグ・ニュースだったからね
ちょっとした楽しさとユーモアがあるって思ったんだ
って感じかな?
1990年ころのドナルド・トランプのニュースって、
いったい何だったかな?
この頃トランプは、
1度破産したんじゃなかったかな?
それとも最初の奥さんイヴァナと結婚していたトランプが、
モデルのマーラ・アン・メープルズと浮気して泥沼裁判になった話かな?
そもそも、
タイトルが『クリスマスの愛人』だからね。
出だしからして、
何とも言えない。
Jingle bells, jingle bells, jingle all the day
AC/DC – Mistress For Christmas
I just can’t wait ‘til Christmas time
When I can roll em’ in the hay
ジングル・ベル
ジングル・ベル
一日中ジングル・ベルだ
オレはクリスマスまで待てないよ
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まあ『roll in the hay』の意味は、
ご自分でどうぞ。
少なくとも干し草の中で転がる、
なんてそのままの意味ではないからね。
ちなみに、
トランプはイヴァナと1992年に正式に離婚。
裁判で最終的には、
とんでもない額の慰謝料になったみたい。
マーラ・アン・メープルズは、
その後トランプの子供を身籠りトランプと結婚している。
結局1998年には離婚して、
今の妻であるメラニア・クナウスと結婚している。
というわけで…
今回のクリスマス・ソングは、
AC/DC。
1990年のアルバム『The Razors Edge』の中の1曲、
『Mistress For Christmas』をお届けしました。
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