Respighi:Pines of Rome P141/Fountains of Rome P106
村上春樹『更に、古くて素敵なクラシック・レコードたち』で流れる音楽、
25)はレスピーギ 交響詩「ローマの松」「ローマの泉」。
曲の構成
交響詩「ローマの松」「ローマの泉」は、
それぞれ四部構成。
第1部 ボルゲーゼ荘の松
第2部 カタコンバ付近の松
第3部 ジャニコロの松
第4部 アッピア街道の松
第1部 夜明けのジュリアの谷の噴水
第2部 朝のトリトンの噴水
第3部 真昼のトレヴィの泉
第4部 黄昏のメディチ荘の噴水
レスピーギ 交響詩「ローマの松」「ローマの泉」 6枚のレコード
ここでは、
6枚のレコードが紹介されている。
・アンタル・ドラティ(Antal Doráti)
/ミネアポリス交響楽団(Minneapolis Symphony Orchestra)1953年
・フリッツ・ライナー(Fritz Reiner)
/シカゴ交響楽団(The Chicago Symphony Orchestra)1959年
・シャルル・ミュンシュ(Charles Munch)
/ニュー・フィルハーモニア管弦楽(New Philharmonia Orchestra)1967年
・フリューベック・デ・ブルゴス(Frühbeck de Burgos)
/ニュー・フィルハーモニア管弦楽(New Philharmonia Orchestra)1968年
・イシュトヴァン・ケルテス(Istvan Kertesz)
/ロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)1968年
・小澤征爾
/ボストン交響楽団(The Boston Symphony Orchestra)1977年
アンタル・ドラティ/ミネアポリス交響楽団
1枚目はアンタル・ドラティ指揮、
ミネアポリス交響楽団。
フリッツ・ライナー/シカゴ交響楽団
2枚目はフリッツ・ライナー指揮、
シカゴ交響楽団。
シャルル・ミュンシュ/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
3枚目はシャルル・ミュンシュ指揮、
ニュー・フィルハーモニア管弦楽団。
フリューベック・デ・ブルゴス/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
4枚目はフリューベック・デ・ブルゴス指揮、
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団。
残念ながら、
音は見つからず。
イシュトヴァン・ケルテス/ロンドン交響楽団
5枚目はイシュトヴァン・ケルテス指揮、
ロンドン交響楽団。
こちらも残念ながら、
音は見つからず。
小澤征爾/ボストン交響楽団
6枚目は小澤征爾指揮、
ボストン交響楽団。
おまけ
さて、
レスピーギ:交響詩「ローマの松」「ローマの泉」。
いわゆる、
『ローマ三部作』のうちの2曲だね。
・交響詩 ローマの泉(噴水)(Fontane di Roma)1916年
・交響詩 ローマの松(Pini di Roma)1924年
・交響詩 ローマの祭(Feste Romane)1928年
ボローニャに住んでいたレスピーギは、
1913年にローマのサンタ・チェチーリア音楽院の作曲科教授になってローマに移り住む。
そして、
この三部作を書くことになる。
三部作の中でどうやら『ローマの祭り』は、
ファシズムとの関連が深いと指摘されている。
作曲された1928年といえば、
ファシズム大評議会が正式に国政の最高機関となった年ではある。
そしてレスピーギは、
ムッソリーニと親交があったのも事実だ。
だからなのかここに出てくる6枚のレコードには、
どの盤も『ローマの祭り』は入っていない。
コメントしてみる お気軽にどうぞ!