Boys

キス

The Shirelles – Boys

さて、
ビートルズのカヴァーしたオリジナルや他のカヴァーを追ってみよう!シリーズ。

今回も1stアルバム『Please Please Me』の曲で、
カヴァーが並ぶ3曲目で『Anna (Go to Him) 』~『Chains』に続く『Boys』。

ザ・シュレルズ1960年のシングルで、
A面『Will You Love Me Tomorrow』のB面でリリースされている。

その後リリースされた、
彼女たちの最初のアルバム『Tonight’s the Night』にも収録。

シングルのA面は、
前回出てきたキャロル・キングとジェリー・ゴフィンのコンビの曲。

B面のこの曲は、
ルーサー・ディクソンとウェズ・ファレルのコンビ。

こちらも『Chains』 と同じように、
リヴァプールのバンドの間で人気になった曲。

シュレルズも、
ザ・クッキーズ同様にアメリカのガール・グループ。

クッキーズが3人構成だったのに対して、
こちらはシャーリー・オーエンスとドリス・コーリーとエディ・ハリスとビバリー・リーの4人構成。

サックスがなかなか効いているけど、
ビートルズの方はこれがない。

代わりに、
ジョージの渋いギター・ソロになっている。

The Beatles – Boys

ビートルズのカヴァーは、
リンゴ・スターがリード・ヴォーカルだ。

元々リンゴが加入する前は、
キャバーン・クラブの頃から以前のメンバーだったピート・ベストが唄っていた曲。

リンゴも、
ビートルズ加入前に在籍していたロリー・ストーム&ザ・ハリケーンズで唄っている。

歌詞の一部が、
差し換えられている。

『Mama says,when you kiss my lips.I’ll get a thrill through my fingertips.』のところが、
『My girl says,when I kiss her lips.Gets a thrill through her fingertips.』になっている。

女性ではなく、
男性が唄うんだからそうなるだろう。

でも『Well, I talk about boys, now.』のところは、
そのままなのが面白い。

男性が『今僕は男の子のことを話しているんだ』になると、
ちょっと違う意味になってくる。

ポールが、
以前インタヴューで語っている。

Any one of us could hold the audience. Ringo would do ‘Boys’, which was a fan favourite with the crowd. And it was great — though if you think about it, here’s us doing a song and it was really a girls’ song. ‘I talk about boys now!’ Or it was a gay song. But we never even listened. It’s just a great song. I think that’s one of the things about youth — you just don’t give a shit. I love the innocence of those days.

Paul McCartney

そうそうバック・コーラスは、
オリジナルだと『Shod shu bop, du shod shod shu bop』。

ジョンとポールとジョージの場合は、
ちょっと違って最初から全開で『Bop shuop, m’bop bop shuop』。

この曲、
違うヴァージョンがいくつかある。

例えば、
1995年リリースの『The Beatles Anthology 1』のヴァージョン。

TVスペシャル『Around the Beatles』の為に、
事前レコーディングされた音源。

あとは、
1977年リリースの『The Beatles at the Hollywood Bowl』の音源。

2016年、
リマスター盤として出た『Live at the Hollywood Bowl』と一緒。

もう1つは、
2013年の『On Air  – Live at the BBC Volume 2』のもの。

その他のカヴァー

ビリー・チャイルディッシュが率いたミルクシェイクス、
1984年の『20 Rock And Roll Hits Of The 50’s And 60’s』から。

まあ好みによるけど、
妙にクセになるカヴァー。

というわけで…

今回は、
ザ・シュレルズ1960年リリースのシングル『Will You Love Me Tomorrow』のB面だった『Boys』

オリジナルとビートルズのカヴァー4ヴァージョン、
更にビリー・チャイルディッシュ率いるミルクシェイクス。

そういえばリンゴはこのビートルズ時代の曲を、
ソロになってからもずっとライヴで演っている。

まあ自分がリード・ヴォーカルだった曲は少ないからね、
そういうことにもなるんだろう。

ちなみに、
リンゴがリード・ヴォーカルをとったビートルズの曲は何曲あるだろう?

  • Boys
  • I Wanna Be Your Man
  • Honey Don’t
  • Act Naturally
  • What Goes On
  • Yellow Submarine
  • With a Little Help from My Friends
  • Don’t Pass Me By
  • Good Night
  • Octopus’s Garden
  • Matchbox
  • If You’ve Got Trouble

多分こんな感じじゃないかな?
12曲だね。

少ないけれど、
どの曲もリンゴが唄うとまさにリンゴの歌になる。

他のビートルズのカヴァーはこちらから!

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  1. お久しぶりです

    つまらない質問ですが

    コメント以外に“ナイス”はできないのでしょうか?

    • コメントありがとうございます。
      設置できなくないんでしょうけど、
      サイドバーのブログ村かblog Rankingがその代わりです。

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