Maxwell’s Silver Hammer

The Beatles: Maxwell’s Silver Hammer

Written by: Lennon-McCartney
Recorded: 9, 10, 11 July; 6 August 1969
Producer: George Martin
Engineer: Phil McDonald

Released（UK）: 26 September 1969 Abbey Road
Released（US）: 1 October 1969 Abbey Road

Personnel:
　Paul McCartney –
　　lead and harmony vocals, piano, acoustic guitar, Moog synthesizer
　George Harrison –
　　harmony vocal, bass, electric guitars
　Ringo Starr –
　　harmony vocal, drums, anvil
　George Martin –
　　Hammond organ

ハンマーで殺人を犯すマックスウェル・エジソンという学生についての歌で、
ポールが書いたもの。

‘Maxwell’s Silver Hammer’ was my analogy for
when something goes wrong out of the blue,
as it so often does,
as I was beginning to find out at that time in my life.
I wanted something symbolic of that,
so to me it was some fictitious character called Maxwell with a silver hammer.
I don’t know why it was silver,
it just sounded better than Maxwell’s hammer.

―Paul McCartney Many Years From Now, Barry Miles

‘Maxwell’s Silver Hammer’ は
何かが突然うまくいかなくなるときのたとえだね
それはよくあることさ
当時そのことに気付き始めていて
それを象徴するものが欲しかったから
銀のハンマーを持ったマクスウェルという架空の人物を思いついたってわけ
なぜ銀色だったのかはわからないけど
マクスウェルのハンマーよりも響きが良かったからね

この曲は、
他のメンバーに相当嫌われているのが面白い。

That’s Paul’s.
I hate it.
’Cuz all I remember is the track –
he made us do it a hundred million times.
He did everything to make it into a single
and it never was and it never could’ve been,
but he put guitar licks on it and he had somebody hitting iron pieces
and we spent more money on that song than any of them in the whole album.
I think.

―John Lennon All We Are Saying, David Sheff

あれはポールの曲だ
嫌いだね
覚えているのはあの曲だけだ
彼は俺たちにそれを何億回もやらせた
彼はそれをシングルにするためにあらゆることをしたけど
結局シングルにはならなかったしなりそうもなかった
でも彼はギターのリフを乗せて誰かに鉄片を叩かせた
俺たちはアルバム全体のどの曲よりもあの曲にお金を使ったよ多分

The worst session ever was ‘Maxwell’s Silver Hammer’.
It was the worst track we ever had to record.
It went on for f*****g weeks.
I thought it was mad.

―Ringo Starr Rolling Stone, January 2008

これまでで最悪のセッションは ‘Maxwell’s Silver Hammer’ だった
これまでで最悪のレコーディング曲だった
何週間も続いた
狂ってると思ったよ

Sometimes Paul would make us do these really fruity songs.
I mean, my god, ‘Maxwell’s Silver Hammer’ was so fruity.

―George Harrison Crawdaddy, February 1977

時々ポールは僕たちに
すごくフルーティーな曲をやらせたんだ
だってマクスウェルのシルバー・ハンマーはすごくフルーティーだったんだ

Recording

この曲が取り上げられたのは1968年の「ホワイト・アルバム」のセッション終了間際。
この段階では録音まではされなかった。

次は1969年に入ってすぐ、
トゥイッケナムでのリハーサル時。

映画『Let It Be』でポールがメンバーにコード進行を教えながら、
この曲を演奏する場面がある。

1969/7/9日アビイ・ロード第2スタジオ、
正式なレコーディング・セッション開始。

この日は、
自動車事故で入院していたジョンがスタジオに復帰する日。

スタジオ内には、
ヨーコの為のダブル・ベッドが運び込まれた。

ベーシック・トラック、
21テイクを吹き込み。

7/10、
アビイ・ロード第2スタジオ。

ポールのピアノとヴォーカルとコーラスにジョージ・マーティンのオルガン、
ジョージのギターをテイク21にオーバー・ダブ。

リンゴは、
鍛冶屋のようにハンマーと鉄床の音をその後オーバー・ダブ。

7/11、
アビイ・ロード第2スタジオ。

テイク21に、
ギターとヴォーカルをオーバー・ダブ。

8/6、
アビイ・ロード第3スタジオ。

テイク21をリダクションしながら、
ポールはモーグ・シンセサイザーをオーバー・ダブして完成。

Ed Harlow: Maxwell’s Silver Hammer

エド・ハーロウ、
2003年のアルバム『Two Views』収録。

ヴォーカルに、
ペルニール アイトを迎えてのカヴァー。

ベースをバックに結構早いテンポで唄われていて、
ハーロウのサックスが入る。

これは、
かなり良い。

Samson Trinh & The Upper East Side Big Band

サムソン・トリン ＆ アッパー・イースト・サイド・ビッグ・バンド、
2010年のアルバム『The Abbey Road Project』収録。

たまには、
こういうのも悪くない。

Samson Trinh & The Upper East Side Big Band

このアルバムは、
ビッグ・バンドで『The Abbey Road Project』を全曲カヴァーしているもの。

そう聴くこともないだろうから、
ここで全部聴いておこう。

Maxwell’s Silver Hammer 関連 Playlist

最後に、
Maxwell’s Silver Hammer 関連 Playlist。

37曲、
1時間51分。

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ビートルズをカヴァーした曲

The Beatles Cover Songs

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ビートルズをカヴァーしたベスト・トラック A – Z

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