The Beatles: If I Needed Someone
Written by: Harrison
Recorded: 16, 18 October 1965
Producer: George Martin
Engineer: Norman Smith
Released(UK): 3 December 1965 Rubber Soul
Released(US): 15 June 1966 Rubber Soul
Personnel:
John Lennon –
harmony vocal, rhythm guitar
Paul McCartney –
harmony vocal, bass guitar
George Harrison –
double-tracked lead vocal, lead guitar
Ringo Starr –
drums, tambourine
ジョージが、
パティ・ボイドのために書いたもの。
‘If I Needed Someone’ is like a million other songs written around a D chord.
―George Harrison, 1980
If you move your finger about you get various little melodies.
That guitar line,
or variations on it,
is found in many a song,
and it amazes me that people still find new permutations of the same notes.
‘If I Needed Someone’ は
Dコードを中心に書かれた他の数百万の曲のようだ
指を動かすとさまざまな小さなメロディーが聞こえてくる
このギター ラインまたはそのバリエーションは多くの曲に見られ
同じ音符の新しい組み合わせを人々がまだ見つけていることに驚かされるよ
The Byrds: The Bells of Rhymney / She Don’t Care About Time
ギター・リフは聴けばわかるように、
ザ・バーズのロジャー・マッギンが『The Bells of Rhymney』で使用したリフに基づいている。
この曲は、
元々はピート・シガー1958年のアルバム『Pete Seeger and Sonny Terry』収録の曲がオリジナル。
それをザ・バーズが、
1965年のアルバム『Mr. Tambourine Man』でカヴァーしたもの。
あとリズムは同じく、
ザ・バーズ1965年のシングル『She Don’t Care About Time』のドラム・パートに基づいている。
この曲はジーン・クラークが書いたもので、
A面『Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is A Season)』のB面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is A Season) | Pete Seeger |
B | She Don’t Care About Time | G. Clark |
ちなみにA面『Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is A Season)』は、
やはりピート・シガーの曲。
1962年、
アルバム『The Bitter and the Sweet』収録。
最初にリリースされたのは『To Everything There Is a Season』というタイトルで、
ライムライターズのアルバム『Folk Matinee』収録。
Recording
1965/10/16、
EMIスタジオでリズム・トラックを1テイクで吹き込む。
10/18にはジョージのヴォーカル、
ジョンとポールのハーモニーとリンゴのタンバリンなどをオーバー・ダブして完成。
Hollies: If I Needed Someone
ホリーズが、
ビートルズのアルバム『Rubber Soul』リリースと同じ日この曲のカヴァーをシングル・リリース。
カヴァーとしては何てことのない感じだけど、
それでもUKチャートでは20位になっている。
B面は、
L. ランズフォードの書いた『I’ve Got A Way Of My Own』。
このランズフォードっていうのは当時ザ・ホリーズのメンバー、
アラン・クラークとトニー・ヒックスとグラハム・ナッシュが使用した共同作詞作曲家のペンネーム。
元々は、
グラハム・ナッシュの祖父母の1人に由来しているらしい。
Track | Title | Written by |
A | If I Needed Someone | Harrison |
B | I’ve Got A Way Of My Own | Ransford |
Roger McGuinn: If I Needed Someone
この曲に影響を与えたザ・バーズのギタリストだったロジャー・マッギン、
2004年のアルバム『Limited Edition』でこの曲を演っている。
元々マッギンは1964年のビートルズの映画『A Hard Days Night』を観て、
ジョージのリッケンバッカー12弦エレクトリック・ギターに影響されてロック・バンド結成を決意。
影響を与えた・与えられた当人が、
カヴァーしているというのがなかなか感慨深いものがある。
Nellie McKay: If I Needed Someone
ネリー・マッケイ、
2015年のアルバム『My Weekly Reader』のボーナス・トラック。
元々は2005年のコンピ・アルバム、
『This Bird Has Flown: A 40th Anniversary Tribute To The Beatles’ Rubber Soul』収録曲。
このアルバム、
なかなか良い出来なんだけど別の機会に。
もう1曲のボーナス・トラックは、
同じくビートルズの『Yellow Submarine』。
こちらは以前に出てきたアルバム、
『Tomorrow Never Knows: A 50th Anniversary Tribute to the Beatles’ Revolver』収録曲でもある。
このアルバムでは、
あと『If I Fell』をカヴァー。
特にインパクトはないけど、
他にもカヴァー曲がいろいろでなかなか楽しい。
おまけ1 Nellie McKay: My Weekly Reader
どんなカヴァーか?と言えば、
こんな感じで選曲が良い感じなのだ。
Sunny Afternoon
オリジナルは、
キンクス1966年のシングル。
書いたのは、
レイ・デイヴィス。
同じくデイヴィスが書いた『I’m Not Like Everybody Else』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Sunny Afternoon | Ray Davies |
B | I’m Not Like Everybody Else | Ray Davies |
Quicksilver Girl
オリジナルは、
スティーブ・ミラー・バンド1968年のアルバム『Sailor』収録。
書いたのは、
スティーブ・ミラー。
プロデュースはバンドと共に、
グリン・ジョンズが名を連ねている。
Poor People / Justice – Medley
オリジナルは、
アラン・プライス。
最初の『Poor People』の方は、
1973年のシングル。
書いたのは、
プライス自身。
プライスが書いた『Arrival』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Poor People | Alan Price |
B | Arrival | Alan Price |
次の『Justice』は、
同じくプライス1973年の『O Lucky Man! (Original Soundtrack)』収録。
これはリンゼイ・アンダーソン監督、
マルコム・マクダウェル主演の1973年の映画『O Lucky Man!』のサントラ。
Murder in My Heart for the Judge
オリジナルは、
モビー・グレープ1968年のアルバム『Wow』収録。
書いたのは、
ドン・スティーブンソンとジェリー・ミラー。
Bold Marauder
オリジナルは、
ミ三&リチャード・ファリーニャ1935年のアルバム『Reflections In A Crystal Wind』収録。
書いたのは、
ファリーニャ自身。
ちなみに、
ミミはジョーン・バエズの妹。
Itchycoo Park
オリジナルは、
スモール・フェイセス1967年のシングル。
書いたのは、
ロニー・レーンとスティーブ・マリオット。
同じくレーンとマリオットが書いた『My Way Of Giving』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Itchycoo Park | Marriott, Lane |
B | My Way Of Giving | Marriott, Lane |
Mrs. Brown You’ve Got A Lovely Daughter
オリジナルは、
1963年ITVテレビジョン・プレイハウスの演劇『ザ・ラッズ』で俳優トム・コートネイが唄ったもの。
その後、
ハーマンズ・ハーミッツ1965年のシングルがBillboard Hot 100で1位になっている。
書いたのは、
トレヴァー・ピーコック。
ゲイリー・ゴードンが書いた『I Gotta Dream On』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Mrs. Brown You’ve Got A Lovely Daughter | Trevor Peacock |
B | I Gotta Dream On | Gary Gordon |
Not So Sweet Martha Lorraine
オリジナルは、
カントリー・ジョー・アンド・ザ・フィッシュ1967年のシングル。
書いたのは、
ジョー・マクドナルド。
同じマクドナルドが書いた『The Masked Marauder』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Not So Sweet Martha Lorraine | Joe McDonald |
B | The Masked Marauder | Joe McDonald |
Red Rubber Ball
オリジナルは、
ザ・サークル1966年のシングル。
書いたのは、
ブルース・ウッドリーとポール・サイモン。
ドン・ダネマンとトム・ドーズが書いた『How Can I Leave Her』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Red Rubber Ball | P. Simon, B. Woodly |
B | How Can I Leave Her | T. Dawes, D. Dannemann |
Don’t Let the Sun Catch You Crying
オリジナルは、
ジェリー&ザ・ペースメイカーズ1964年のシングル。
書いたのは、
ジェリー・マースデン。
同じくマースデンが書いた『Show Me That You Care』をB面に、
A面でリリース。
Track | Title | Written by |
A | Don’t Let the Sun Catch You Crying | Marsden |
B | Show Me That You Care | Marsden |
Hungry Freaks, Daddy
オリジナルは、
マザーズ・オブ・インヴェンション1966年のアルバム『Freak Out!』収録。
書いたのは、
フランク・ザッパ。
マッケイのカヴァーではザッパの息子、
ドゥイージル・ザッパがギターを弾いている。
Wooden Ships
オリジナルは、
クロスビー、スティルス、ナッシュ19691年のアルバム『Crosby, Stills & Nash』収録。
書いたのは、
デヴィッド・クロスビーとポール・カントナーとスティーヴン・スティルス。
If I Needed Someone 関連 Playlist
最後は、
If I Needed Someone 関連 Playlist。
47曲、
2時間31分。
01 The Beatles: If I Needed Someone(Please Please Me)
02 The Byrds: The Bells of Rhymney
03 Pete Seeger: The Bells of Rhymney
04 The Byrds: She Don’t Care About Time
05 The Byrds: Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is A Season)
06 Pete Seeger: Turn! Turn! Turn! (To Everything There Is A Season)
07 The Limeliters: To Everything There Is A Season
08 Hollies: If I Needed Someone
09 Hollies: I’ve Got A Way Of My Own
10 Roger McGuinn: If I Needed Someone
11 Nellie McKay: If I Needed Someone
12 Nellie McKay: Yellow Submarine
13 The Beatles: Yellow Submarine
14 Nellie McKay: If I Fell
15 The Beatles: If I Fell
16 Nellie McKay: Sunny Afternoon
17 The Kinks: Sunny Afternoon
18 The Kinks: I’m Not Like Everybody Else
19 Nellie McKay: Quicksilver Girl
20 Steve Miller Band: Quicksilver Girl
21 Nellie McKay: Poor People/Justice
22 Alan Price: Poor People
23 Alan Price: Arrival
24 Alan Price: Justice
25 Nellie McKay: Murder in My Heart for the Judge
26 Moby Grape: Murder in My Heart for the Judge
27 Nellie McKay: Bold Marauder
28 Mimi and Richard Fariña: Bold Marauder
29 Nellie McKay: Itchycoo Park
30 Small Faces: Itchycoo Park
31 Small Faces: My Way Of Giving
32 Nellie McKay: Mrs. Brown You’ve Got A Lovely Daughter
33 Herman’s Hermits: Mrs. Brown You’ve Got A Lovely Daughter
34 Herman’s Hermits: I Gotta Dream On
35 Nellie McKay: Not So Sweet Martha Lorraine
36 Country Joe And The Fish: Not So Sweet Martha Lorraine
37 Country Joe And The Fish: The Masked Marauder
38 Nellie McKay: Red Rubber Ball
39 The Cyrkle: Red Rubber Ball
40 The Cyrkle: How Can I Leave Her
41 Nellie McKay: Don’t Let the Sun Catch You Crying
42 Gerry and the Pacemakers: Don’t Let the Sun Catch You Crying
43 Gerry and the Pacemakers: Show Me That You Care
44 Nellie McKay: Hungry Freaks, Daddy
45 The Mothers Of Invention: Hungry Freaks, Daddy
46 Nellie McKay: Wooden Ships
47 Crosby, Stills, & Nash: Wooden Ships
コメントしてみる お気軽にどうぞ!