Alvin Robinson – Down Home Girl
A1:Everybody Needs Somebody To Love
(Solomon Burke/ Jerry Wexler/Bert Russell)
A2:Down Home Girl
(Jerry Lieber/Arthur Butler)
A3:You Can’t Catch Me
(Chuck Berry)
A4:Time Is On My Side
(Norman Meade)
A5:What A Shame
(Mick Jagger/ Keith Richard)
A6:Grown Up Wrong
(Mick Jagger/Keith Richard)
B1:Down The Road Apiece
(Don Raye)
B2:Under The Boardwalk
(Arthur Resnick/Kenny Young)
B3:I Can’t Be Satisfied
(McKinley Morganfield)
B4:Pain In My Heart
(Naomi Neville)
B5:Off The Hook
(Mick Jagger/Keith Richard)
B6:Susie Q
(Eleanor Broadwater/ Dale Hawkins/Stan Lewis)
さて、
ストーンズのUK2nd Album 『The Rolling Stones No. 2』 でカヴァーした曲の2曲目。
今回の曲はアルヴィン・ロビンソンの唄う、
1964年の『Down Home Girl』。
前にも出てきたジェリー・リーバーと、
アーティ・バトラーの作品だね。
この『Down Home Girl』は、
その2人が創設した『Red Bird Records』からリリースされている。
アレンジはジョー・ジョーンズで、
かつてアルヴィンは彼のバンドでギターを弾いていたこともある。
いろいろな繋がりの中で、
隠れた名曲は生まれたりするのだ。
商業的には成功したとは言い難いこのオリジナルだけど、
これがなかなか素晴らしい。
特に、
ホーン・セクションの音が耳に残る。
この曲は実はシングルのB面で、
A面は『Fever』。
残念ながら、
Spotifyでは見つからず。
The Rolling Stones – Down Home Girl
それにしても、
ストーンズは渋い曲を持ってくる。
『The Rolling Stones No. 2』、
初回プレスのバック・カヴァーのライナー・ノーツが有名だ。
If you don’t have bread,
From The Rolling Stones No. 2 Liner Notes
see that blind man knock him on the head,
steal his wallet and lo and behold you have the loot,
if you put in the boot,
good,
another one sold!
書いたのはストーンズのマネージャーだった、
アンドリュー・ルーグ・オールダム。
元々ブライアン・エプスタインの下で、
ビートルズの宣伝係だった人だね。
これって、
この時代でもあたりまえだけど結構大問題になっている。
なので、
当然セカンド・プレスからはこの一文は消えている。
それでカヴァーはどうなの?と言えば、
ホーン・セクションを使ってないのが少し残念だけど悪くはない。
特徴的なホーンの代わりにギターなんだけど、
これが要は少しばかり残念なのだ。
ただイントロのカッコ良さは、
かなり痺れるね。
それとここではイアン・スチュアートじゃなくて、
ジャック・ニッチェがピアノを弾いている。
これもまた、
なかなか良いのだ。
他のカヴァー
この曲のカヴァーで先ず思い浮かぶのがやはりブルース・ウーマン、
メンフィス・ミニーのヴァージョン。
これオリジナル?と間違えそうなくらい、
力強いまさにブルースだ。
あと、
オールド・クロウ・メディスン・ショーも悪くない。
2006年のアルバム、
『Big Iron World』のオープニングを飾っている。
他にも有名なところでは、
コースターズのカヴァーなのかな?
最初はそうでもないんだけど、
何回も聴いているとクセになる。
これもかなり好きな、
レインボ-・ガールズ。
2019年のアルバム、
『Give The People What They Want』でこちらも1曲目。
というわけで…
今回は、
ジェリー・リーバー/アーティ・バトラー作品『Down Home Girl』。
オリジナルのアルヴィン・ロビンソン、
ストーンズのカヴァー。
更にメンフィス・ミニーにコースターズ、
そしてオールド・クロウ・メディスン・ショーにレインボー・ガールズ。
1964年に放たれたこの曲が、
今も歌い継がれているっていうのはスゴイことだな。
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