The Beatles: Bad Boy
ビートルズ、
1965年アメリカでのアルバム『Beatles VI』で登場。
その後、
1966年イギリスでの『A Collection of Beatles Oldies』に収録。
CDでは、
1988年の『Past Masters, Vol.1』に収録。
この曲のオリジナルのラリー・ウィリアムズの誕生日に、
同じくウィリアムズの『Dizzy, Miss Lizzy』と共に吹き込まれている。
Larry Williams: Dizzy, Miss Lizzy
この『Dizzy, Miss Lizzy』は、
やはりビートルズがカヴァーした『Slow Down』と共に1958年にシングル・リリースされている。
Track | Title | Written by |
A | Dizzy Miss Lizzy | Williams |
B | Slow Down | Williams |
Larry Williams: Bad Boy
オリジナルの『Bad Boy』は、
A面『She Said “Yeah”』と共に1959年にシングルでリリース。
A面の方は、
ストーンズが1965年『Out Of Our Heads』でカヴァーしている。
Track | Title | Written by |
A | She Said “Yeah” | Jackson, Christy |
B | Bad Boy | Williams |
このA面ストーンズ、
B面ビートルズがカヴァーしたシングルのパターンは他にもある。
アーサー・アレキサンダー、
1962年リリースの『Anna (Go To Him)』。
あれもA面『You Better Move On』の方は、
ストーンズにカヴァーされている。
Now junior, behave yourself!
この曲を印象的にしている要素の1つが、
『Now junior, behave yourself!』の部分。
このスタイルは同じ1959年にリリースされた、
ザ・コースターズの『Charlie Brown』でも聴ける。
歌詞で言うと、
『Why’s everybody always pickin’ on me?』のところ。
このシングルのB面は
ビートルズもカヴァー(The Beatles Anthology 1)している『Three Cool Cats』。
Track | Title | Written by |
A | Charlie Brown | Leiber, Stoller |
B | Three Cool Cats | Leiber, Stoller |
He’s a bad boy
あと途中途中に入る『He’s a bad boy』、
このスタイルはエヴァリー・ブラザースの『Bird Dog』。
1958年『Devoted To You』共に、
B面でリリースされた曲。
こっちでは『He’s a bird』とか『He’s a dog』とか『What a dog』という感じで、
変化していくけど。
Track | Title | Written by |
A | Devoted To You | Boudleaux Bryant |
B | Bird Dog | Boudleaux Bryant |
おまけ1 John Lennon: Larry Williams
ジョン・レノンはビートルズ時代に結局ラリー・ウィリアムズの曲を3曲唄ったけれど、
その後も取り上げている。
John Lennon: Dizzy, Miss Lizzy
1曲は、
ビートルズ時代にもカヴァーした『Dizzy, Miss Lizzy』。
1969年、
ザ・プラスティック・オノ・バンド名義のアルバム『Live Peace in Tronto 1969』の収録曲。
エリック・クラプトンにアラン・ホワイト、
クラウス・フォアマンが参加している。
Bony Moronie
もう1曲が『Bony Moronie』で、
1975年の『Rock ‘n’ Roll』収録曲。
この曲はジョンがザ・クオリーメン時代によく唄っていたという話があるけど、
音源は確かなかったはず。
オリジナルのウィリアムズのヴァージョンは、
1957年に『You Bug Me Baby』と共にシングル・リリースされている。
Track | Title | Written by |
A | Bony Moronie | Williams |
B | You Bug Me Baby | Williams, Bono |
Mars Needs Women: Bad Boy
さて、
やっと『Bad Boy』のカヴァー。
ドイツのガールズ・バンドなのかな?
マーズ・ニーズ・ウーマン2015年『Mars Needs Women』の収録曲。
元々思ったほどカヴァーされていない曲だし、
アプローチがどれも同じ感じなんだけどこれはちょっと面白い。
おまけ2 Mars Needs Women
このアルバムの中では、
この曲以外にも2曲カヴァー曲があるので一緒に聴いておこう。
The Temptations: Get Ready
1曲がザ・テンプテーションズ、
1966年リリースのシングル『Get Ready』。
書いたのは、
スモーキー・ロビンソン。
Billboard Hot 100では、
最高位29位。
1964年の『My Girl』以降、
全てのシングルが20位以内に入っていたのがここで途切れてしまう。
元々契約にもあったようだけど、
この曲を最後にロビンソンはテンプテーションズへの曲提供はおしまい。
次にリリースされるシングルには、
ノーマン・ホイットフィールドの曲になる。
Track | Title | Written by |
A | Get Ready | W. Robinson |
B | Fading Away | Robinson, Moore, Rogers |
Elvis Presley: Wearin’ That Loved on Look
1969年、
エルヴィス・プレスリーのアルバム『From Elvis in Memphis』収録曲。
書いたのは、
ダラス・フレイザーとアーサー・レオ・ドゥードゥル・オーウェンズ。
Bad Boy 関連 Playlist
というわけで『Bad Boy』のカヴァーは1曲しかないけど、
それでもBad Boy関連プレイリスト。
27曲、
1時間10分。
01 The Beatles: Bad Boy
02 The Beatles: Dizzy, Miss Lizzy
03 Larry Williams: Dizzy, Miss Lizzy
04 The Beatles: Slow Down
05 Larry Williams: Slow Down
06 Larry Williams: Bad Boy
07 Larry Williams: She Said “Yeah”
08 The Rolling Stones: She Said “Yeah”
09 The Beatles: Anna (Go to Him)
10 Arthur Alexander: Anna (Go to Him)
11 The Rolling Stones: You Better Move On
12 Arthur Alexander: You Better Move On
13 The Coasters: Charie Brown
14 The Coasters: Three Cool Cats
15 The Beatles: Three Cool Cats
16 The Everly Brothers: Bird Dog
17 The Everly Brothers: Devoted To You
18 Plastic Ono Band: Dizzy, Miss Lizzy
19 John Lennon: Bony Moronie
20 Larry Williams: Bony Moronie
21 Larry Williams: You Bug Me Baby
22 Mars Needs Women: Bad Boy
23 Mars Needs Women: Get Ready
24 The Temptations: Get Ready
25 The Temptations: Fading Away
26 Mars Needs Women: Wearin’ That Loved on Look
27 Elvis Presley: Wearin’ That Loved on Look
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