I’m So Tired

The Beatles: I’m So Tired

Written by: Lennon-McCartney
Recorded: 8 October 1968
Producer: George Martin
Engineer: Ken Scott

Released（UK）: 22 November 1968 The Beatles
Released（US）: 25 November 1968 The Beatles

Personnel:
　John Lennon –
　　lead vocal, acoustic guitar, lead guitar, Hammond organ
　Paul McCartney –
　　bass guitar, electric piano, backing vocal
　George Harrison –
　　lead guitar
　Ringo Starr –
　　drums

実質、
ジョンの曲。

ビートルズがマハリシ・マヘーシュ・ヨーギーに瞑想を学ぶために訪れたインドのリシケシで、
滞在して3週間後に書いた曲。

数年ぶりに酒やドラッグから解放されて、
一時的な不眠症に悩まされることになりこれを書いた。

‘I’m So Tired’ was me, in India again.
I couldn’t sleep,
I’m meditating all day and couldn’t sleep at night.
The story is that.
One of my favorite tracks.
I just like the sound of it,
and I sing it well.

―John Lennon All We Are Saying, David Sheff

‘I’m So Tired’ はボクだね
これもインドだ
眠れなくて
一日中瞑想してたから夜は眠れなかったんだ
そういう話
お気に入りの曲の1つ
音が好きだし
うまく唄えた

‘I’m So Tired’ is very much John’s comment to the world,
and it had that very special line,
‘And curse Sir Walter Raleigh, he was such a stupid get.’
That’s a classic line and it’s so John that there’s no doubt that he wrote it.
I think it’s 100 per cent John.
Being tired was one of his themes;
he wrote ‘I’m Only Sleeping’.
I think we were all pretty tired but he chose to write about it.

―Paul McCartney Many Years From Now, Barry Miles

‘I’m So Tired’ はまさにジョンの世界に対するコメントで
とても特別な一節がある
‘そしてサー・ウォルター・ローリーを呪う 彼は本当に愚かだった‘
これは名曲でジョンらしい一節なので彼が書いたものというのは間違いない
100％ジョンの作品だね
疲れていることは彼のテーマの1つで
彼は ‘I’m Only Sleeping’ を書いた
われわれは皆かなり疲れていたと思うけど
彼はそれについて書くことを選んだんだ

ここに出てくるサー・ウォルター・ローリーは、
16世紀にアメリカからバージニア産タバコを持ち込んでイギリスでタバコを普及させた人。

歌詞の中では、
‘And curse Sir Walter Raleigh‘と唄われている。

もう1つ歌詞の中に、
‘My mind is set on you…‘と言う箇所があるけどあれはヨーコに向けたもの。

もちろんこの時ジョンは妻シンシアを伴っていたけど、
心は既にヨーコに傾きつつあったわけだ。

Recording

1968/5/28、
ジョンはこの曲をジョージのサリー州にあるキンファウンズの自宅でデモ版を吹き込む。

この中で、
ジョンが途中で朗読している部分がある。

When I hold you in your arms,
when you show me each one of your charms,
I wonder should I get up and go to the funny farm.

―John Lennon, I’m So Tired Esher Demos

キミを腕に抱きしめて
キミが魅力を一つ一つ見せてくれたら
立ち上がって精神病院に行くべきか悩むよ

10/8、
アビイ・ロード第2スタジオ。

ポールのベース（Track1）とリンゴのドラム（2）、
ジョンのリズム・ギターとジョージのリード・ギター（3）にジョンのヴォーカル（4）を録音。

テイク14がベストと判断されてジョンとポールのヴォーカル＆コーラス（Track5）、
ドラムとエレピとギター（6）とドラム（7）と遠くのギターとオルガン（8）をオーバー・ダブ。

ただオルガンの大部分とジョージのリード・ギターのフィルの大部分、
ジョンの呟きの殆どを削除して完成。

ちなみに殆ど削除されてリリースでは最後に残されたジョンの呟きは、
‘Monsieur, monsieur, how about another one?‘。

逆回転させると ‘Paul is dead, miss him, miss him.‘と聴こえるとされ、
所謂ポール死亡説の一因となっている。

Laura Simó, Joan Figueras: I’m So Tired

スペインのラウラ・シモとテテ・モントリュー、
2017年のアルバム『White Pepper』収録。

これは以前にも、
1度出てきている。

バックの演奏が結構良い感じだし、
唄い方も悪くない。

Morgan James: I’m So Tired

これも既に出てきているモーガン・ジェームズ、
2018年のアルバム『The White Album』収録。

そんなに特徴的でも何でもないんだけれど、
結構声を張った唄い方で引っ張る感じは悪くない。

Chris Duarte: I’m So Tired

これも既に出てきているクリス・ドゥアルテ、
2002年のコンピ・アルバム『The Blues White Album』に収録。

まあブルースなわけで、
軽すぎず重すぎず心地良い。

Warren Mendonsa, Lisa Mishara: I’m So Tired

リサ・ミシュラとワーレン・メンドンサ、
2021年のアルバム『The Beatles And India』のDisc1『Songs Inspired By The Film』収録。

これはビートルズ1968年のインド旅行に焦点を当てた、
映画『The Beatles And India』サントラ。

そのうち映画からインスパイアされたビートルズの楽曲を、
インドのアーティストらがカヴァーした音源を収録した中の1つ。

おまけ Songs Inspired By The Film The Beatles And India

インドのアーティストなんてなかなか聴かないわけで、
ちょっと他のカヴァーも聴いておきたい。

決してクオリティは低いわけではなく、
意外に面白い。

I’m So Tired 関連 Playlist

最後に、
I’m So Tired 関連 Playlist。

44曲、
2時間17分。

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ビートルズをカヴァーした曲

The Beatles Cover Songs

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ビートルズをカヴァーしたベスト・トラック A – Z

The Best Beatles Covers Title begins with "A-Z（still in progress）"

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