Honey Don’t

The Beatles: Honey Don’t

Written by: Perkins
Recorded: 26 October 1964
Producer: George Martin
Engineer: Norman Smith

Released（UK）: 4 December 1964 Beatles For Sale
Released（US）: 15 December 1964 Beatles For Sale

Personnel:
　John Lennon –
　　acoustic 12-string guitar, tambourine
　Paul McCartney –
　　bass guitar
　George Harrison –
　　lead guitar
　Ringo Starr –
　　lead vocal, drums, percussion

元々は、
ジョンのレパートリー。

アルバムにリンゴの歌う曲が必要となって、
急遽リンゴが歌う事になった。

We didn’t write this one, either.
It’s Ringo’s solo piece,
a simple and sweet piece which he handles
as well vocally as he does his drum kit.
Yes, he’s singing!
Again it’s another Cavern item of ours only John used to sing it in those days.

―Paul McCartney Disc, 14 November 1964

これもボクたちが書いたものではない
リンゴのソロ曲で
シンプルで素敵な曲で
ドラムキットと同じように彼のボーカルも上手にこなしているね
そう彼が歌っているだ！
これもまたボクらのキャバーンの曲で
当時はジョンが歌っていたんだ

Variation

1964/10/26、
アビイ・ロード第2スタジオ。

アルバムの為の、
最後のレコーディング・セッションの日。

テイク1～5まで吹き込まれて、
テイク5を採用。

Carl Perkins: Honey Don’t

この曲のオリジナルは、
カール・パーキンス1956年のシングル。

Track	Title	Written by
A	Blue Suede Shoes	Carl Perkins
B	Honey Don’t	Carl Perkins

書いたのは、
パーキンス自身。

同じくパーキンスが書いた『Blue Suede Shoes』をA面に、
B面でリリース。

We all knew ‘Honey Don’t’;
it was one of those songs that every band in Liverpool played.
I used to love country music and country rock.
I’d had my own show with Rory Storm,
when I would do five or six numbers.
So singing and performing wasn’t new to me;
it was a case of finding vehicles for me with The Beatles.
That’s why we did it on Beatles For Sale.
It was comfortable.
And I was finally getting one track on a record:
my little featured spot.

―Ringo Starr Anthology

みんな ‘Honey Don’t’を知っていた
リバプールのバンドならみんなが演奏していた曲のひとつ
カントリー・ミュージックやカントリー：ロックが大好きだったんだ
ロリー・ストームと一緒に自分のショーを持っていて
5.6曲を歌ったこともあったよ
だから歌ったり演奏したりするのは新しいことじゃあなかった
ビートルズで自分の表現の場を見つけるようなもの
それが’Beatles For Sale’でやったことだ
快適だったよ
そしてついにレコードに1曲ちょっとした注目スポットが入ることになったんだ

John Lennon: Honey Don’t

ビートルズとしてのヴァージョンではなくて、
ソロになってからジョンがこの曲を唄っているものがある。

1970年、
アルバム『John Lennon/Plastic Ono Band』のセッション中のもの。

2020年リリースの『John Lennon Signature Box』、
Disc11『Home Tapes』に収録。

この曲は解散のポールも『Tug of War』セッション中にパーキンスと演っているし、
ジョージもリンゴもそれぞれライヴで演奏している。

Marc Bolan & T-Rex: Honey Don’t

T.レックス、
1996年のコンピ・アルバム『Electric Warrior Sessions』収録。

マーク・ボランが唄う『Honey Don’t』、
これはこれで悪くない。

Marc Bolan & T-Rex: Summertime Blues

このアルバムには、
カヴァー曲『Summertime Blues』が入ってる。

T.レックス、
1970年のシングル『Ride a White Swan』のB面にもなっているけどこちらは違うヴァージョン。

Track	Title	Written by
A1	Ride a White Swan	Marc Bolan
B1	Is It Love?	Marc Bolan
B2	Summertime Blues	Cochran, Capehart

この曲は、
1958年エディ・コクランがオリジナル。

B面の『Love Again』は、
シャロン・シーリーが書いたもの。

シーリーはコクランの婚約者で、
1960年4月16日タクシーにコクランとジーン・ヴィンセントと一緒に乗っていた。

コクランはこのタクシーの事故で21歳の若さで亡くなってしまったけど、
シーリーとヴィンセントは一命を取りとめている。

Track	Title	Written by
A	Summertime Blues	Cochran, Capehart
B	Love Again	Sheeley

おまけ The Who / Petra Haden Sings: The Who Sell Out

この『Summertime Blues』というと、
やはりザ・フーのヴァージョンを思い出す。

1970年、
ライヴ・アルバム『Live at Leeds』収録。

シングルでもリリースされていて、
スタジオ・ヴァージョンの『Heaven And Hell』をB面にA面でリリースされて全英38位。

Track	Title	Written by
A	Summertime Blues	Cochran, Capehart
B	Heaven And Hell	John Entwhistle

あと『Summertime Blues』のスタジオ・ヴァージョンが、
2009年リリースの『The Who Sell Out』のデラックス・エディションに入っている。

さて、
その『The Who Sell Out』を丸々カヴァーしたアルバムがある。

しかもアカペラ、
宅禄というもの。

それが、
ペトラ・ヘイデン2005年のアルバム『Petra Haden Sings: The Who Sell Out』。

まあ、
このアルバムは『The Who Sell Out』自体が好きじゃないと楽しめないかもだけど。

ビートルズの曲のカヴァーからは外れるけど、
そもそもオリジナルじゃあないからこの2枚のアルバムを聴こう。

オリジナルと交互に、
1曲ずつ全曲聴いておきたい。

Honey Don’t 関連 Playlist

最後に、
Honey Don’t 関連 Playlist。

44曲、
2時間2分。

ビートルズをカヴァーした他の曲はこちら

ビートルズをカヴァーした曲

The Beatles Cover Songs

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ビートルズをカヴァーしたベスト・トラック A – Z

The Best Beatles Covers Title begins with "A-Z（still in progress）"

ビートルズの曲（オリジナルもカヴァーも公式213曲）をカヴァーしたベスト・トラック"A-Z"。日々追加されている進化系プレイリスト。タイトルをクリックするとその曲の記事に。アーティストをクリックするとカヴァーしているアーティストの記事に。

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