ビートルズがカヴァーした『Maggie May』
さて、
ビートルズがカヴァーした曲。
UKでリリースされた公式オリジナル・アルバムのものをピック・アップしてきたけれど、
それだと最後の曲になるのが今回の曲。
最後は、
アルバム1970年にリリースされた『Let it Be』に1曲だけ収録されている。
カヴァーとは言っても、
トラディショナル。
Maggie Mae
The Vipers Skiffle Group – Maggie May
Oh Maggie Maggie May
Traditional
They have taken her away
And she’ll never walk down Lime Street anymore
Well that judge he guilty found her
マギーマギーメイ
奴らは彼女を連れ去っちまったんだ
だからもう彼女がライム・ストリートをうろつくことは決してないだろうよ
裁判官が彼女を有罪にしたのさ…
トラディショナルだけれど、
ビートルズがカヴァーしたのはおそらくこれじゃないかな。
ザ・ヴァイパーズ・スキッフル・グループ、
1957年のシングル。
この曲はB面で、
A面は『The Cumberland Gap』だったんだよね。
港町に集まる船乗りを相手にしていたコソ泥の娼婦を歌った曲で、
50年代後半にスキッフル・バージョンが広く普及している。
The Beatles – Maggie Mae
Oh Dirty Maggie Mae, They have taken her away
Beatles Ver.
And she’ll never walk down Lime Street anymore
Oh, the judge, he guilty found her
Of robbin’ the homeward bounder,
That dirty, no good, robbin’ Maggie Mae.
ああお下劣マギー・メイが連行されたよ
もう彼女がライム・ストリートをうろつくことはないさ
出稼ぎの奴からくすねた罪で裁判官が彼女を有罪にしたからね
あの薄汚い価値無し泥棒マギー・メイをね…
ビートルズがカヴァーしたヴァージョンは、
歌詞を替えたのかよく覚えていないのかわからないけれどジョンとポールが一緒に唄っている。
元々クオリーメン時代から演っていた曲で、
1957年のセント・ピーターズ教会のライヴで既に取り上げた曲。
アレンジで、
4人の名前がクレジットされている。
ポールとジョンはアコギを弾いていて、
ジョージがギターでベース・ラインを弾いている。
『Let It Be… Naked』や『Let it Be』スペシャル・エディションで、
『Maggie Mae / Fancy My Changes With You』が登場。
その他のカヴァー
特に惹かれるものはない。
というわけで…
ビートルズがカヴァーした曲、
UK公式オリジナル・アルバムとしては最後のカヴァー。
トラディショナル
Maggie May
ビートルズが基にしたと思われる、
ザ・ヴァイパーズ・スキッフル・グループヴァージョン。
そして、
ビートルズの2つのヴァージョンをお届けしました。
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